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毎日の運動がメタボ対策に 1日30分のウォーキングでも効果的

キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 身体活動・運動不足

 運動の強度はそれほどでなくても、毎日続けることで、メタボリックシンドロームの解消になるという研究が米国で発表された。1日に30分のウォーキングを週に6日続けるのは大変に有効だという。

 発表したのは米デューク大学(ノースカロライナ州)医療センターのジョアンナ・ジョンソン氏ら。研究は米医学誌「American Journal of Cardiology」12月15日号に発表された。

 ウエスト周囲径が増え、高血圧、脂質異常(高中性脂肪、低HDLコレステロール)、高血糖といった危険因子のうち3つ以上が該当すると、メタボリックシンドロームと判定される。メタボリックシンドロームは心臓病、糖尿病、心筋梗塞や脳卒中の発症につながると考えられている。米国成人の4分の1がメタボリックシンドロームと推定されている。

 研究では対象となった171人を3つのグループに分け、それぞれ次の運動プログラムを8カ月続けてもらった。

(1) 週に3〜5日、30分から1時間かけて歩いたグループ(歩いた距離は19km)
(2) 週に2時間、ジョギングのペースで走いたグループ(歩いた距離は19km)
(3) 週に約3時間、走ったグループ(走った距離は32km)

 全てのグループで運動の効果がみられ、研究開始時に171人のうち41人がメタボリックシンドロームと判定されたが、8カ月の運動プログラムの終了時には、27人に減ったという。

 意外なことにメタボリックシンドロームの解消に有効だったのは(1)のグループの運動で、(3)の32kmを走るという激しい運動を続けたグループはもっとも成績が良かったが(1)との差はわずかだったという。

 より強度の強い運動を短時間に行った(2)のグループでは、メタボリックシンドローム解消の効果はそれほどではなかった。

 研究者は「太り気味で検査値の高めの人は、1日に30分のウォーキングを週に6日続ければ改善できる」と話している。距離にすると週に19km(11マイル)程度になる。「運動は少しずつからでもまず始めてみて、毎日続けることで効果を得られる」と結論している。

American Journal of Cardiology, Vol.100(12), 2007, 1759-1766.

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(Terahata)

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