2008年10月27日
「米国人のための運動ガイドライン」を発表
キーワード: 高血圧 脂質異常症(高脂血症) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 動脈硬化 骨粗鬆症/ロコモティブシンドローム/サルコペニア 三多(多動・多休・多接) 認知症
成人は週150分程度の有酸素運動を、子供は1日1時間以上の運動を行うことで、運動の恩恵を得ることができる――米国政府は新しい「米国人のための運動ガイドライン(Physical Activity Guidelines for Americans)」を10月7日に発表した。
![]() 米国人のための運動ガイドライン |
中強度の有酸素運動を週に2.5時間、強度の高い運動を75分行う。中強度の有酸素運動の例として速歩、水中エアロビクス、社交ダンス、ガーデニングなどを、強度の高い有酸素運動として競歩、縄跳び、ハイキングなどが勧められる。中強度の有酸素運動を週5時間、強度の高い運動を週2.5時間に増やすと、運動の効果はさらに高くなる。また、ウェイトトレーニング、プッシュアップ、腹筋、ガーデニングといった筋肉を強くするレジスタンス運動も週2日以上とりいれると良い。 子供や若者
中強度以上の運動を1日1時間以上行い、週3日以上は強度の高い運動を行うことを勧めている。中強度の有酸素運動としてハイキング、スケートボード、自転車こぎ、速歩などを挙げている。サッカー、バスケットボール、アイスホッケーなどのスポーツも推奨。 高齢者
高齢で慢性疾患にある人では治療ガイドラインに沿って、医師の助言を受けながら運動能力や条件に応じて積極的に運動することを勧めている。転倒の危険がある場合はバランスを維持するための運動をすると良い。 2008米国人のための身体活動ガイドライン
[Terahata]