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認知症予防など「学習療法」を米国でも検証

キーワード: 認知症

東北大加齢医学研究所がAARPと学術協定

 東北大学加齢医学研究所(福田寛所長)は7日、50歳以上の会員約4000万人を有する米国の民間非営利団体「AARP」(旧・全米退職者協会)と包括的学術協定を締結したと発表した。認知症予防など超高齢社会への対応策の研究・普及を行う「スマート・エイジング・イニシアチブ」を共同で推進する。

 AARPが日本の大学と提携するのは初めてのことで、米国の高齢者政策に影響力をもつAARPと、高齢化が進む日本で高齢者対策を研究開発している東北大学加齢医学研究所が提携することで、最先端の加齢研究にもとづく高齢社会政策の立案・提言ができるようになるとしている。

 読み・書き・計算の学習により脳機能の改善をはかる「学習療法」について、(1)米国での実証、(2)介護費用削減効果の検証、(3)国際的な商品化などを目標に、今年4月から2014年3月までの5年間実施する。学習療法を英語圏の人が利用できるよう編集し、ワシントン郊外の住民を対象に半年間実施する。得られたデータを東北大学で解析し論文にまとめる予定。

 今回の提携は、日本で実績を挙げている療法の米国での有効性を検証し、将来の実用化を目指す狙いがある。脳科学研究で知られ任天堂の人気ゲームソフト監修者でもある同研究所の川島隆太教授は「学習療法」の開発により、平成21年度文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)を受賞した。すでに認知症改善システムとして全国の890以上の施設で1万人以上の患者に利用されている実績があるという。

東北大学
AARP(旧・全米退職者協会)(英語)
学習療法研究会

(Terahata)

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