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国民医療費は過去最高の34兆円超

キーワード: 生活習慣病の医療費

 厚生労働省は、2007年度に病気やケガの治療のため医療機関に支払われた医療費(国民医療費)が34兆1360億円だったと発表した。前年度より1兆84億円増えて(3.0%増)、過去最高を記録した。

 医療費が国民所得に占める割合は9.11%で、国民1人当たりの医療費も過去最高の26万7200円(3.0%増)となった。
高齢化や医療技術の高度化が要因
国民医療費と対国民所得比の年次推移
 また、65歳以上の高齢者の医療費の割合は全体の52.0%を占め、1人当たりの医療費は65歳以上が64万6100円、65歳未満が16万3400円で、約4倍の格差があった。75歳以上の医療費は10兆893億円となり、初めて10兆円を上回った。

 2006年度は診療報酬のマイナス改定の影響で前年度より減少したが、今回調査では2年ぶりの増加となった。国民医療費が増加した要因として厚労省統計情報部は、人口の高齢化や医療技術の高度化などを挙げている。

 診療種類別の内訳は、一般診療医療費が25兆6418億円(入院12兆6132億円、入院外13兆287億円)で75.1%を占め、歯科診療医療費が2兆4996億円(7.3%)、薬局調剤医療費は5兆1222億円(15.0%)となっている。薬局調剤医療費は8.8%増え、5兆円の大台に乗った。

 一般診療医療費の傷病分類別で、もっとも多かったのは高血圧、虚血性心疾患、脳血管疾患などの「循環器系の疾患」5兆4353億円だった。次いで「新生物(がん)」3兆716億円、「腎尿路生殖器系疾患」2兆1389億円、「呼吸器系疾患」2兆1191億円と続く。

 65歳未満は「循環器系の疾患」「新生物」「呼吸器系の疾患」の上位3傷病で34.5%であるのに対し、65歳以上では「循環器系の疾患」だけで28.7%を占め、これに「糖尿病」を加えると33.7%を占める計算になる。

平成19年度国民医療費の概況(厚生労働省)

(Terahata)

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