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アルツハイマー病を早期診断・治療 大規模研究を開始

キーワード: 認知症

 アルツハイマー病の予防・治療を目指す全国36施設・600人規模の臨床研究が近く始まる。診療所で軽度認知症(MCI)からアルツハイマー病への進行を早期診断できる体制整備や、アルツハイマー病の進行を解明し治療法の開発と有効性の検証などを実施する。

 国内の認知症患者数は約170万人といわれ、その6割以上がアルツハイマー病。アルツハイマー病を主因とする老年性認知症患者の数は、日本では今世紀半ばには500万人を越えると予想されている。発症に先立ち、軽度認知障害(MCI)と呼ばれる症状がみられるが、その5〜10年前にベータアミロイドと呼ばれる異常蛋白質の蓄積がはじまる。症状の進行を遅らせるために、早期診断と治療薬の開発が課題となっている。

 このJ-ADNI研究では60〜84歳の健康な人やMCI患者、早期アルツハイマー病患者の計600人に2〜3年間、磁気共鳴画像法を使った脳の画像診断や、脳脊髄液や血液検査、認知機能テストを実施する。認知症の進行と医学データを検証し、早期診断や治療のための指標作りなどに役立てる。

 2007年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、画像を指標としたアルツハイマー病の発症・進行を客観的に評価する手法を確立する研究開発プロジェクト「アルツハイマー病総合診断体系実用化プロジェクト」を実施。J-ADNI研究は、岩坪威・東京大大学院医学系研究科神経病理学分野教授がリーダーとなり、東京大学、国立精神・神経センターなど10医療機関、アステラス、エーザイなど製薬企業10社、GE横河、東芝メディカルシステムズなど7社が参加する。

アルツハイマー病の早期診断を目指し、国内最大級の臨床研究を展開(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
アルツハイマー病進行評価基準づくりのための臨床研究(J-ADNI)

(Terahata)

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