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2月4日は「世界がんデー」 肥満対策でがんを予防

キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム がん

 国際対がん連合は肥満とがんとの関連を啓発するキャンペーン「元気な子供期が好き(I love my healthy active childhood)」を開始すると発表した。過体重や肥満に対策することで毎年300万から400万人のがん発症を予防できる。子供の頃から対策し健康な生活習慣を広めることが必要だという。

 国際対がん連合(UICC)は、各国のがん関連の学会、研究所、がん基金などで組織され、がんについての知識の普及、予防や治療の情報交換などを進めている。

 2007年に39ヵ国の4万人以上を対象に実施したがんの認知と行動に関する初めての国際比較調査をもとにした研究報告「がんの認知と行動(Cancer-related beliefs and behaviours)」では、がんの発症リスクと生活習慣の関連が深いことを自覚している人が少ないことを強調している。例えば、米国、オーストラリア、ニュージーランド、西アジアの40%は、過体重であるとがんの発症リスクが高まることを知らないという。

 過体重と肥満は世界的に急増しており、世界保健機関(WHO)は世界の成人のうち10億人が過体重で、3億人以上は肥満と判定されると推定。肥満問題を扱う国際機関によると、学齢期の子供の10人に1人は過体重で、5歳から17歳の子供の2〜3%は肥満だという。

 UICCが提唱する2月4日の「世界がんデー(World Cancer Day)」では、両親、学校の先生、保健専門家、行政関連で、子供に健康的な生活習慣を教える必要が啓発された。欧州連合(EU)によると、5歳以下で過体重の子供の数は2200万人に上る。イザベル・モルタラ UICC事務局長は「健康的な食事や活発な身体活動といった生活習慣は人生の早い時期に形成される」と言う。

 デビッド・ヒル UICC理事長は「多くの場合で過体重と肥満はがん発症と関連があることは科学的にはあきらかだが、社会的な理解は十分に得られていない。こうした理解不足は1950年代後半の喫煙とがんに対する態度に似ている」と指摘している。「成人を対象とした多くの研究で、過体重や肥満とがん発症との関連が示されているが、幼児期に身に付いた生活習慣が生涯にわたり影響する」。

 昨年8月にジュネーブで開催された第20回世界がん会議では、世界規模でたばこの消費を減らし、肥満、アルコール摂取のレベルを低下させる目標などを盛り込んだ「世界対がん宣言」が採択された。

国際対がん連合(UICC)
WORLD CANCER CAMPAIGN

(Terahata)

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