一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
最近の関連情報・ニュース

市民の健康指標改善をめざしシンボルマーク [大阪市]

キーワード: 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導 身体活動・運動不足

 大阪市は、全国の大都市の中では健康指標が不良で、生活習慣病の通院者率も高い。2001年に健康増進計画「すこやか大阪21」を策定、このほどシンボルマークをより親しみやすく啓発するため愛称を募集している。

「すこやか大阪21」のシンボルマーク
気軽に実行できるウォーキングを表現

 大阪市は「市民が健やかで心豊かに生活できる大阪」の実現を基本理念に掲げ、健康増進計画「すこやか大阪21」を2001年に策定した。行政、医療保険者、保健医療機関、企業、地域団体などが協働し、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸を目指している。

 2006年に市の基本健診を受けた約14万人のデータから推定したメタボリックシンドロームの該当者と予備群の割合は男性42%、女性20%。厚労省の「2004年国民生活基礎調査」によると、大阪市の高血圧症、糖尿病などの生活習慣病の通院者率は、全国と比べて高い。高血圧で通院している男性の割合は全国平均76.3%に対し84.2%、糖尿病では全国平均35.9%に対し36.9%となっている。

 また、市が2008年に成人市民を対象に実施した「大阪市民の健康づくり・生活習慣等に関する調査」によると、食事や運動への関心が薄い傾向があり、朝食を欠食する人の割合は20代男性で37%、女性で25%に上り、1日の歩行時間が30分未満の人の割合は40歳以上の男女で4割を超えている。

 そこで「すこやか大阪21」では、重点的に取り組む課題として「栄養・食生活」や「身体活動・運動」など9分野を定め、健康増進への意識向上を市民に呼びかけている。このうち「たばこ」の項目では、他の地域に先駆けて喫煙率の半減という数値目標を設定した。

 これらの国が定めた分野に、独自に「肝臓病」も加えた。大阪市の肝臓病による死亡率は高く、特に肝臓がんは全国平均の約1.6倍となっている。肝臓がんの原因は90%以上が肝炎ウイルスによるもの。市では「適切な治療を行うことで、肝臓がんを予防できる。肝炎ウイルス検査を受診することが大切」と注意を呼びかけている。

 生活習慣病の一次予防を基本方針とし、市民が自主的に健康づくりに取り組める環境整備にも取り組んでいる。その一環として、健康増進活動やイベントや講座などの開催を奨励する「すこやかパートナー」を設け、75の保健医療関連の団体、企業などが登録している。

 2007年にはシンボルマークも制定。円を中心に5本の足を付け足したマークで歩くことを表現。「健康増進のために誰もが気軽に実行できる健康づくりとしてウォーキングを奨励している。健康のために何か一歩踏み出すという意味も込められている」としている。これまでマークをモチーフにした着ぐるみなどを活用していたが、愛称がなかったため、募集することにした。

 対象となるのは大阪市内に在住、在勤、在学している人で、応募期限は1月20日まで。ホームページから応募票をダウンロードし、必要事項を記入し、はがきかファクス、メールで提出できる。

すこやか大阪21(大阪市)
肝炎対策について(大阪市)
「2004年国民生活基礎調査」(厚生労働省)
大阪市民の健康づくり・生活習慣等に関する調査

(Terahata)

関連トピック

テーマ ▶ 健診・保健指導

2019年01月09日
大人のがん教育を始めよう がん患者の就労問題に取り組む企業を支援 がん対策推進企業アクション
2018年12月25日
【保健師対象イベント】参加募集中! 第8回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス「健康経営の視点での産業保健活動」
2018年11月25日
【保健師対象イベント】第7回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス テーマ「職場巡視〜ありのままの現場を見られる産業保健師になる〜」
2018年11月14日
"防ごう、備えよう!低血糖―低血糖時のアクションプラン"公開 糖をはかる日
2018年10月19日
【健やか21】平成30年度「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」(参加申し込み受付中)

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
インフルエンザシーズン到来にそなえて 感染前の最後の砦「のどバリア」を高める習慣とは
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開

生活習慣 ▶ 身体活動・運動不足

2019年12月06日
【2/5市民公開講演会「多動で生活習慣病・がん予防」参加者募集中!】全国生活習慣病予防月間2020
2019年10月10日
運動が体の老化を抑制するメカニズムを解明 骨に加わる力が炎症を抑制
2019年09月17日
毎日の家事が女性の寿命を延ばす 軽い身体活動を積み重ねると死亡リスクが低下
2019年09月11日
筋肉の質の低下を決める3つの要因が判明 高齢者の筋肉を維持するために 名古屋大学
2019年08月30日
筋力アップで糖尿病に対策 血糖値の上昇を抑える 週1回の筋トレで効果
全国生活習慣病予防月間
大正製薬 コバラサポート
尿酸値PR
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート