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階段は無料で使える運動器具 広島県がキャンペーン

キーワード: 健診・保健指導

 広島県は、エレベーターの利用を抑えてなるべく階段を利用し、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防や解消を目指す「階段を歩こうキャンペーン」を3月に始めた。

「運動習慣がメタボを防ぐ」
広島県庁に貼られたステッカー
 キャンペーンでは、県内各地の建物の階段に、ステッカーを貼って運動習慣の定着を呼びかけている。ステッカーは「階段は無料で使える健康マシーン」、「運動習慣がメタボを防ぐ」など6種類がある。

 県職員が率先して取り組む方針で、県庁の階段にはすでにステッカーが貼られてある。県職員のうち、体格指数(BMI)が25以上の肥満と判定された割合は男性24.9%、女性10.4%。県庁内で出勤時間帯に調査したところ、正面玄関近くのエレベーター利用者は約100人、階段利用者は約200人だった。そこで県職員にもできるだけ階段を使うよう呼びかけている。

 厚労省の検討会が策定した運動ガイドイランでは、日常で歩行や階段の上り下りなどの中強度以上の生活活動を増やすことが、全体の身体活動の増加につながるとしている。階段の昇降を10分行うと、普通の歩行を20分続けるのと同じ効果を得られる。週に合計で2.5時間程度の活発な身体活動を続けることが、メタボや生活習慣病の予防・対策になる。

 県の調査によると、メタボが該当する割合は予備群を含めると男性40%、女性17%。年齢層が高くなるにつれ生活習慣病の受診率が高くなり、糖尿病の受診率は全国を上回っている。一方、運動習慣のある人の割合は若い世代ほど低い傾向があり、20〜30歳代では18%だった。

 県健康増進室では「日常生活での運動が少ない傾向がある。特に若い世代から運動習慣の定着に向け啓発する必要がある」と述べている。2012年までにメタボ該当者を10%削減することを目標に、2008年に「ひろしま健康づくり県民運動推進会議」を立ち上げ対策している。今回のキャンペーン以外に、各地で「ウォーキング大会」や「ノルディックウォーク講座」も開催。

 「階段を利用することで運動量が増えるだけでなく、経費削減や地球温暖化対策にもつながる」として、市町や事業所にも参加も呼びかけている。キャンペーンは9月上旬で終了する予定だが、期間の延長も検討する。

「階段を歩こうキャンペーン」実施中!(広島県)

[Terahata]

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