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運動に意欲的に取り組む中高年が増加 アクティブエイジング調査

キーワード: 三多(多動・多休・多接) セルフケア 健診・保健指導 身体活動・運動不足

 健康・体力づくり事業財団は、運動や身体活動に対する中高年のニーズや目的意識を調査した「アクティブエイジング全国調査2009」を発表した。運動・スポーツへの取り組みが個人の能力を高めることを実感している人が多いことが示された。

 同財団は2008年に50〜80歳の男女1434人に質問紙を送り回答をまとめ、「アクティブエイジング」をテーマにした初の全国調査を行った。今回は、前回調査の回答者のうち継続調査可能と回答した満50歳以上を対象に、昨年10月に実施された。有効回答数は1073人だった。

 主な内容は以下の通り

  • 運動を高頻度に行う人が1年で増えた

     運動・スポーツを定期的に行わない人や、行う頻度が「週1日程度」や「週2日程度」と少ない人の割合が減った一方で、「週3日程度」と「週4日程度」と高頻度に行う人は増加した。

     特に「週4日以上」と回答した人は24.5%で、前回の2008年調査から2.3%増加した。女性では「週4日以上」が3.4%で、男性の1.8%を大きく上回った。

  • 運動への意欲は高い 実現率は散歩5割、ウォーキング4割

     2008年調査では、約半数が特定の運動・スポーツを「今後行いたい」と回答した。そのうち1年間に実際に開始した割合(開始実現率)はおよそ5割で、そのうち8割が「現在もその種目を継続している」と答えた。「これまで行ったことのない運動・スポーツを実施したい」という意欲をもっている中高齢者が多いことが示された。

     種目別にみると、「散歩」(52%)がもっとも多く、「ウォーキング」(37%)、「体操」(31%)、「ゴルフ」(練習場)(19%)、「キャッチボール」(18%)、「ハイキング」(18%)、「筋力トレーニング」(18%)、「バレーボール」(17%)と続く。

     前回調査では、今後もっとも実施したい運動・スポーツとして、男性では1位「釣り」、2位「ゴルフ(コース)」、3位「ハイキング」、女性では1位「ウォーキング」、2位「ハイキング」、3位「ヨガ」が挙げられていた。

  • 運動・スポーツの実施は「エンパワーメント」を促す

     運動・スポーツを週1日以上続けている中高齢者では、「精神力」、「包容力」、「忍耐力」といった能力が向上し、「体力」、「健康力」、「持続力」、「交際力」が増加すると感じている人が多かった。

     運動・スポーツを実施することで活動性が向上し、個人の能力をいかしながら向上させようという「エンパワーメント」を促すことを実感している人が多いことが示された。

     中高齢者が加齢に伴い向上すると思う能力は、「忍耐力」という回答がもっとも多く、次いで「気力」、「体力」、「包容力」、「知力」と続く。2008年調査では「知力」、「気力」、「忍耐力」の順に多かったが、「忍耐力」が11.3%増加し1位に上昇した。

     「歳をとることに対し、あなた自身をイメージする言葉は」という質問では、2008年と2009年の両調査で「老」(2008年:18.6%、2009年:17.5%)という回答がもっとも多く、次いで「衰」、「熟」、「元気」、「不安」と続く。上位5項目は、両年とも順位が変わっていない。

アクティブエイジングを促進する啓発情報パッケージとモニタリング開発のための実践モデル事業 「アクティブエイジング全国調査2009」(財団法人健康・体力づくり事業財団)

(Terahata)

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