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ゲートキーパー手帳でうつ病をチェック 【足立区】

キーワード: 健診・保健指導

 足立区は、東京23区でも自殺死亡率が高く、死亡数は11年間におよそ1800人。自殺者を減らすための「生きる支援」の一環として、自殺の兆候を見つけだすポイントなどをまとめた足立区版「ゲートキーパー手帳」を作成した。

 作成した足立区版手帳はA5判26ページ。ゲートキーパー(命の門番)の研修の受講者に配布するほか、区内の開業医らにも活用してもらう予定。区ホームページからダウンロードもできる。
うつ病サインを見逃さず専門機関で支援
足立区版ゲートキーパー手帳
 ゲートキーパーは直訳すると「門番」。悩みをもつ人に接する家族や職場の同僚、保健師などを門番と位置付け、うつを見分ける基準を示し自殺の兆候を見つけだし、問題解決につなげようというもの。

 うつ病のサインとして「眠れない日が2週間以上」、「眠れないことでお酒をたくさん飲んでしまう」などと明示しているほか、チャート図やグラフなどを多用して分かりやすく編集しているのが特徴。区の相談窓口や保健総合センターの職員らが区民と応対する際などに活用してもらう方針だ。

 足立区の自殺の状況は、23区ワースト1位となった平成10年の193人をピークに、18年は自殺死亡率(人口10万対)が25.8で3位、19年は24.1と10位で、東京都の平均22.6と比べると上位に位置している。

 このため、区は20年から「こころといのちの相談支援事業」をスタートさせ、区全体で都市型の自殺対策のモデル作りに乗りだした。「こころといのち支援担当」という自殺対策を専門にした役職も設置、保健師らが地域の自殺対策のゲートキーパー(命の門番)として活躍している。自殺対策に取組むNPO法人とも協定を結んだ。

 目的は、自殺の兆候をキャッチし相談支援、自殺の危険性の高い人を早期に発見し、適切に対応できるゲートキーパーの育成・研修を実施すること。これまで区の医療・福祉に携わる保健師や区職員など、1000人以上を対象に研修してきた。

 区保健予防課は「うつに関して悩みをもちながら生きている人も多いが、きっかけがあれば解決方法を見つけ行動に移すことができる。ゲートキーパーや専門相談機関同士が協力しあうことが重要なので、ゲートキーパー手帳を活用してほしい。一般の方でも参考にしてもらいたい」と話している。

ゲートキーパー手帳はこちらから(足立区)
自殺総合対策東京会議(東京都)

[Terahata]

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