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薬局店頭で「HbA1c測定」 10月に都内でプロジェクト開始

キーワード: 健診・保健指導

 日本で糖尿病の可能性が否定できない予備群の数は約1300万人、成人の10人に1人を超えている。糖尿病は初期には自覚症状が乏しく、医療機関などで血液検査をしないと発症に気づかないことが多い。
 糖尿病の検査技術は進歩しており、「指先採血でのHbA1c測定」も可能になった。そこで10月より東京都足立区で、薬局店頭にHbA1c測定装置を常設し、HbA1c検査を実施するプロジェクトが開始される。
指先採血でのHbA1c測定 その場で糖尿病チェック
 糖尿病診断基準が今年7月に改定され、血糖値に加え、採血時から1〜2ヵ月間の平均血糖値を反映するHbA1cにより、1回の検査でも糖尿病と診断できるようになった。糖尿病の診断を行いやすくすることで、糖尿病の早期発見・治療を促す狙いがある。

プロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」については、下記ホームページをご覧ください。参加薬局と地図も掲載されています。
 今後は糖尿病と診断されたことのない人も、HbA1cの検査をより受けやすくなるとみられている。糖尿病の検査技術は進歩しており、現在では「指先採血でのHbA1c測定」が実現し、その場ですぐに検査値を知ることも可能になった。

 しかし注意しなければいけないのは、医療機関などで血液検査を行わない限りは、高血糖を発見できないこと。いくら医学が進歩し、糖尿病の検査や治療の技術が向上しても、健診や医師の診断を受けなければ、その恩恵にあやかることはできない。

 そこで、10月より東京都足立区で、薬局店頭にHbA1c測定装置を常設し、これまで検査を受けずにいた人がHbA1c検査が受けられるプロジェクトが開始される。

 このプロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」は、東京大学とNPO法人ADMS、足立区薬剤師会の共同研究として実施される。リーダーとなるのは矢作直也・東京大学大学院医学系研究科分子エネルギー代謝学特任准教授。

 足立区内の薬局店頭に、指先採血HbA1c測定装置を常設し、これまで検査を受けずにいた人々にHbA1c検査を促し、未発見の糖尿病や予備群の早期診断へつなげていこうというもの。糖尿病治療中の患者を除き、広く検査への参加が呼びかけられる。

 使用されるHbA1c測定機器は、医療機関で検査に使われているもので、必要な血液量は1マイクロリットル(100万分の1リットル)と微量だ。この「指先採血でのHbA1c測定」という新技術を活用し、血液検査へのハードルを下げることで、誰もが検査を受けられるようになると期待されている。

 2008年から特定健診の制度が開始され、40歳以上の人は健康診断を受けることが勧められている。しかし、特定健診の受診率は全国平均で30%台とまだまだ低いのが現状。

 「医療機関の敷居が高く健診を受けにくいという人も多い。現在は誰しもが糖尿病になりうる時代。自分の検査値をきちんと知っておき、血糖値の状態を知っておくことの大切さを多くの人に理解してもらう必要がある」と矢作直也先生は説明する。

 「糖尿病治療では、検査をしっかり受けること、異常値が出たらきちんと医療機関を受診し適正な対策を行うことが重要」としている。

関連情報
「1人では難しい生活習慣改善」を地域の人材でサポート【足立区】-糖尿病NET

[Terahata]
日本医療・健康情報研究所

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