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栄養成分表示は「カロリー、塩分、脂肪」が重要 米研究

キーワード: 高血圧 脂質異常症(高脂血症) 二少(少食・少酒) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム がん 健康食品 健診・保健指導 食生活

 食品の栄養成分表示で重要なのはカロリー、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、塩分の4項目で、消費者が健康的な食品を選ぶことができるよう、食品にこれらを分かりやすく表示したラベルを付けると効果的とする研究が、米国で発表された。

 米国の食品の栄養成分表示などについて検討を進めていた米国立医学研究所(IOM)の検討委員会らがまとめたレポートによると、加工食品などに表示する項目は、カロリー、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、塩分を優先し、食品のパッケージでなるべく分かりやすい場所に表示するのが望ましい。

 これらの栄養成分は、米国では日常的に過剰に消費されている傾向があり、食習慣が発症に大きく影響する肥満症、心臓病、高血圧、2型糖尿病、がんなどの疾患との関連が深い。一方で、コレステロールや食物繊維、糖類、ビタミン類などの項目は裏面に表示すれば十分であるとしている。

 委員会は、米国連邦議会の依頼を受け、消費者が食品を選ぶ際に参考にしやすいよう、食品に新たに栄養格付システムとシンボル(Nutrition rating systems and symbols)を表示する制度の策定を検討している。

 米国で過体重や肥満が急増し、さまざまな健康上の問題を引き起こしているのを受け、パッケージ前面に表示する栄養評価システムやシンボルマークが増えているが、統一された基準がないので、米国の消費者を混乱させているという。

 「生活習慣病との関連が特に高いと指摘されている栄養素を中心に表示し、分かりやすく情報を提供することが重要だ」と委員会の副委員長で米タフツ大学栄養学教授のAlice Lichtenstein氏は述べている。

 「米国人では深刻な健康上の問題が増加しており、多くは食事との関連が深い。消費者が食品を選びやすくするために、パッケージ前面の栄養表示ラベルを活用することが有用だが、そのために栄養学のエビデンスにもとづくものであると同時に、表示を分かりやすいものにすることが重要だ」と米ノースウェスタン大学コミュニケーション学部メディアセンター長のEllen Wartella氏と付け加えている。

 研究では、20種類の評価システムを検討し、栄養素の1日推奨量に対する比率を表示するシステムや、栄養素を1つのマークやアイコンで示すシステム、「全粒穀類」など特定の食品群を強調するシステムなどを候補にした。どのシステムが最善であるかについては結論を出していない。

 糖類に関する表示も検討したが、糖類はさまざまな種類があり、必要な栄養素であり糖類そのものよりも全体のカロリーがより重要であるとの考えから、パッケージ前面に表示すべき項目から外された。

 委員会では、どのような表示が栄養成分についての消費者の理解や利用を促すかや、食品パッケージの栄養格付制度やシンボルの有用性についての検討を、さらに進める必要があるとしている。レポートの第2弾の策定を進め、米国連邦議会、米国食品医薬品局(FDA)、米国疾病管理予防センター(CDC)に報告が送られることになっている。

Nutrition Rating Systems And Symbols On Fronts Of Food Packaging Should Focus On Calories, Saturated Fat, Trans Fat, And Sodium(米国立医学研究所)
Enhancing Front-of-Package Nutrition Rating Systems and Symbols: Phase I

(mhlab)

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