2010年11月17日
運動管理もユビキタス スポーツクラブで実証実験を開始
キーワード: 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導
沖電気工業(OKI)とスポーツクラブNASは、情報通信の技術を健康管理に役立てる「ユビキタス・プラットフォーム技術」の実証実験を開始した。総務省の委託研究「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」の一環として行うもので、来年2月まで実施する。
スポーツクラブでの利用者の上腕に小型の無線センサーバンドをとりつけ、収集したセンサー情報にもとづき運動内容を自動認識。ウェイトトレーニングマシンや有酸素運動マシン、エアロビクスなどの運動プログラムの種類の識別や運動状態の把握を自動的に行う。得られた情報は無線通信を通じて収集され、運動履歴として記録される。 身長・体重や血圧などの情報も収集し、消費カロリーや肥満傾向も算出。これらの情報をインターネット上で健康サポートサービス「からだサイズ」で公開することも可能で、運動の効果を定量的に知ることができ、運動の継続やメタボ対策を促し、医療費抑制にもつながると期待している。 総務省が2008年度から実施しているの委託研究「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」は、電子タグやセンサーを活用した情報システム間の連携や、共通基盤(プラットフォーム)の中核となる技術を低コストで開発することを目的としている。日立製作所や三菱電機、東京大学など13社3大学に委託し、2008年度から実施している。
実証実験のイメージ
最新のユビキタス技術を使った実証実験を実施(総務省)
沖電気工業
スポーツクラブNAS
からだサイズ
(Terahata)