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猛暑で野菜高騰 注目する野菜は「もやし」 JA全中調査

キーワード: 二少(少食・少酒) 三多(多動・多休・多接)

 2010年は「食」をめぐる問題の多い年だった。4月に宮崎で口蹄疫の発生が確認され、感染が拡大した。8月に終息宣言が出されたが、処分された家畜は約30万頭になった。また、夏は記録的な猛暑となり、熱中症になる人が続出し、野菜の値段が高騰するなど、健康や生活に影響がでた。
今年を象徴する食材1位は「牛・牛肉」
食料品購入の基準は「価格」が優先
2010年を象徴する食材は?
順位食材%
1牛・牛肉16.2%
214.6%
3もやし8.2%
4キャベツ6.6%
5トマト3.1%
6レタス2.6%
7ピーマン2.0%
8白菜1.6%
9鶏・鶏肉1.4%
10松茸1.3%
全国農業協同組合中央会調査
 全国農業協同組合中央会(JA全中)は、全国の成人男女1000人を対象に今年11月に、2010年を象徴する“今年の食材(農畜産物)”に関する意識調査を行った。

 それによると、「2010年を象徴する食材」の1位は「牛・牛肉」(16%)。次いで「米」(12%)と答えた人が多く、以下「もやし」(8%)、「キャベツ」(7%)、「トマト」(3%)と続いた。

 JA全中は、1位は口蹄疫問題を反映した結果とみている。「食の安全について考えさせられた」と答えた人が多かったという。2位の「米」については「戸別所得補償制度が開始されたから」「食料自給率を上げるためにも大事だから」といった回答が多く寄せられた。3位以下の「もやし」「キャベツ」は、猛暑で野菜価格が高騰したことを受け「家計を支えてくれた」などの理由で上位になった。

 食品価格は家計に直接的に影響する。健康志向の高まりなどを受け野菜に対する関心は高いが、手ごろな価格でないと利用は減っていく。

 農林水産省の10月のまとめによると、野菜の価格高騰はいまも続いている。全国の青果物市場の卸売価格の平均で、野菜は1kg当たり218円で、前年同月に比べ37%上昇した。対前年同月比で、ダイコン 179%、ニンジン 130%、白菜 179%、キャベツ 170%、ホウレンソウ 108%、レタス 288%となっている。

 ただし、猛暑の影響を直接に受けた9月に比べると、野菜の多くは卸売価格が下がってきた。ダイコン 91%、白菜 82%、ホウレンソウ 62%となった。

家庭菜園が人気:6割が「やってみたい」と回答
 JA全中は同時期に「食料・農業・農村に関する意識調査」も行い、結果を発表した。それによると生鮮品の購入基準は、長引く不況による節約志向を反映し「価格」との答えが59%で、前回1位だった「賞味期限(鮮度)」を抑えてトップになった。「野菜は低カロリーである」との答えは50〜60歳代で高い傾向がみられるが、平均では3%だった。

 最近では休日を利用して「家庭菜園」に取り組む人が増えている。調査では「自分で野菜をつくってみたい」と考えている人が多いことが示された。

 「趣味としての農園」を含めると、約6割が「農業をしてみたい」と答え、うち「家庭菜園、市民農園などを趣味としてやってみたい」という人が45%を占めた。「退職後など、老後はやってみたい」は8%だった。特に関心が高いのは、男性50代と女性30代で、それぞれ「やってみたい」が7割前後と高<なっている。

 お米を食べる頻度は、夕食が週平均5.81回、昼食が同4.70回、朝食が同3.14回となった。夕食では「毎日」が6割近くに上り、「週4回」以上で8割以上を占める。「昼食では「毎日」が36%ともっとも高く、次いで「週4回」が15%となっている。

「“今年の食材”と“おせち”」に関する調査(JA全中)
食料・農業・農村に関する意識調査(JA全中)
青果物卸売市場調査(農林水産省)

(Terahata)

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