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あなたのがん発症率は? 肥満度や生活習慣で簡単に計算

キーワード: 二少(少食・少酒) 肥満症/メタボリックシンドローム がん 「無煙」喫煙は万病の元 「少酒」お酒はほどほどに 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導

 飲酒や喫煙、運動などの生活習慣や、年齢や肥満度など5つの指標を使い、中高年の男性が10年間に大腸がんを発症する確率を簡単にはじきだす方法を、国立がん研究センターの研究チームが考案した。生活者の1人ひとりが生活習慣を改善し、がんの発症危険度を下げるための目安として活用できそうだ。

 研究チームは、約3万人を対象とした大規模研究で、大腸がんの発生と深く関わる因子をわりだした。すると、日本人男性の場合、年齢、肥満度(BMI)、身体活動、飲酒、喫煙の5つの因子が重要であることが分かった。いずれの因子も国内外の研究で、大腸がんの発生リスクと関連があることが分かっている。
簡単な計算で大腸がん発症の確率が分かる
 この10年間の大腸がんの発症確率を算出する方法は、40〜69歳の人を対象に、年齢、肥満、身体活動、飲酒、喫煙の5項目で危険度に応じて点数をあてはめ、合計点数で求めるというもの。飲酒や喫煙を控えたり運動を習慣的に行うと、大腸がんの発症確率が低下することを、具体的に把握できるようになっている。
日本人男性の大腸がんの発症確率の計算の方法
 例えば50歳の男性では、肥満度(体格指数=BMI)、身体活動、飲酒、喫煙の4項目がもっとも危険が低い場合は2点になり、発症確率は0.7%。逆にもっとも高い場合は7点で3.3%となる。同じ年齢でも最大5倍前後の差がつくことになる。今回の式は男性のみに当てはまるもので、女性の大腸がんに対するリスク因子は男性ほどはっきりしていないという。
たばこを吸う人では肺がんのリスクが5倍に
 今回発表された研究は、日本人を対象に実施された大規模研究をもとに、リスク因子を指標で示したもの。研究チームが茨城、新潟、高知、長崎、大阪、沖縄の6保健所管内に在住していた40〜69歳の男性約2万8000人を、1993年から2005年まで追跡して行った調査にもとづき作成した。予測の正確さについては、別の地域の約1万8000人を対象に確認した。

 がんの多くは生活習慣を改善することで予防できると考えられている。統計上は、たばこを吸わない人に比べて吸う人では肺がんのリスクが5倍に上り、コーヒーをほとんど飲まない人に比べて1日5杯以上飲む人では肝がんのリスクが約4分の1に抑えられるという。

 研究チームでは「がんを発症する人を減少させるために、1人ひとりが生活様式を見直す必要がある。そのためには集団のリスクよりも、むしろ1人ひとりのがんの発生確率が分かるような指標が役立つ」と述べている。

国立がん研究センター がん予防・検診研究センター
  今後10年間の大腸がん発生リスクを予測する研究結果

[Terahata]

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