2011年02月03日
アジア人は肥満でなくとも2型糖尿病になりやすい 23万人を調査
キーワード: 二少(少食・少酒) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 三多(多動・多休・多接)

アジア人は欧米人に比べ、痩せている人でも2型糖尿病を発症する危険性が高くなることが、アジア系米国人約1万1千人を含む約23万人を対象とした調査であきらかになった。アジア系では白人に比べ、2型糖尿病の発症率が30〜50%高いという。
研究は米ジョンズ・ホプキンズ大学のJi Won R. Lee氏らの研究チームによるもので、米国糖尿病学会(ADA)が発行する医学誌「Diabetes Care」2月号に発表された。 研究チームは1997年から2008年の米国民健康調査(NHIS)の結果を解析した。対象となったのは18歳以上の米国人23万503人で、アジア系米国人が1万1056人含まれていた。
アジア人は少しの肥満や運動不足で糖尿病を発症
Results from the United States National Health Interview Survey, 1997-2008
Diabetes Care, February 2011 vol. 34 no. 2 353-357
[Terahata]