2011年04月08日
下着やナイトウェアも高機能 サポーター機能や温湿度対応
キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 三多(多動・多休・多接) 身体活動・運動不足
高齢・少子化の影響を受け、下着やナイトウェアにも、健康や快適さといった機能性を付加した商品が出ている。通常の下着などに比べ高価だが、サポーター機能や温湿度に対応する機能などをもたせることで差別化をはかり、市場で支持されているという。
ワコールは、はいて歩くことで“体脂肪の減少が期待でき、歩く姿勢も良くなる”男性用機能下着「クロスウォーカー シャキッとタイプ」を3月下旬に発売した。 男性用機能下着「クロスウォーカー」は、太もも前側の筋肉に刺激を与える同社独自のクロス構造を採用し、発売以来累計200万枚を売り上げヒット商品になった。はいて歩くことで歩幅が広くなり、「体脂肪の減少と、お腹の引き締めを期待できる」としている。 今回の新商品「シャキッとタイプ」には、“姿勢”に着目した機能を付加。腰まわりの筋肉を前後からバランスよく支えるラインを入れ、“歩く姿勢を美しくかっこよく”変える。 同社は、快適な眠りをサポートするナイトウェアブランド「睡眠科学」も、3月上旬より発売した。 ワコール人間科学研究所では、睡眠時の体型変化や温湿度環境下における体の特徴・感じ方など、体の特性を調査・研究している。「睡眠科学」は、同研究所で得られたデータをもとに、睡眠中のからだの動きを考え設計した。 今回は「寝返り・寝姿勢」に着目し、身体の伸び方向・伸び量を研究、皮膚伸展に基づくパターンにより設計したパジャマを開発した。“ここちよい眠り”を誘うための機能特化型ブランドとして、ナイトウェア市場での差別化をはかる。
ワコール「クロスウォーカー」(左)、「睡眠科学」(右)
ワコール

(Terahata)