一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
最近の関連情報・ニュース

ビヨンセが出演 子供の肥満対策ビデオ「もっと運動しよう!」

キーワード: 高血圧 脂質異常症(高脂血症) 二少(少食・少酒) 糖尿病 CKD(慢性腎臓病) 肥満症/メタボリックシンドローム 動脈硬化 脳梗塞/脳出血 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導 身体活動・運動不足

 米国の子供の肥満に対策するキャンページ「Let's Move!(さあ運動しよう!)」が、ミシェル・オバマ米大統領夫人の主導のもと行われている。

 子供の肥満に対策するキャンページ「Let's Move!」では、子供にはたらきかけ、健康的な食事と運動の習慣化を促そうと、世界的な有名な歌手ビヨンセさんが出演するビデオ「Let's Move! “Move Your Body”」を制作し学校に配布したり、ホワイトハウスに子供を招き、運動に参加してもらうイベントを開催するなど、積極的な活動が行われている。
ビヨンセが出演するビデオ「さあ運動しよう! 体を動かそう」
画面をクリックするとビデオの再生が開始されます。
動画をご覧になるためにAdobe Flash Playerというソフトが必要です。Adobe Flash Playerは無料で配布されています。右画像をクリックすると配布ページが開きダウンロードできます。
米国の成人の生活習慣病は深刻
 米疾病対策センター(CDC)が「米国国民健康・栄養調査(NHANES)」などをもとにした試算によると、米国の成人の3人に1人が高血圧で、うち治療などで適切にコントロールできていない人が2人に1人に上るという。また、3人に1人が高コレステロールで、うち3人に2人がコントロールできていない。

 高血圧・高コレステロールの治療はとても効果的で、初期段階では費用もそれほど高くならないが、適切な治療を受けずに放置しておくと、将来に心疾患や脳卒中、腎症などを発症する危険性が高まる。米国ではこれらの病気で亡くなる人が毎年80万人を越え、発症の若年化も進行しており、うち15万人は65歳未満だという。

 早期に発見し対策することが重要となるが、現実には米国の80%以上はなんらかの医療保険に加入しており、検査と治療を受ける機会をもっていても、多くの人で十分な高血圧・高コレステロールの管理が得られておらず、適正な知識をもっていない人も多いという。医療費の負担も深刻で、心疾患の医療費の総計は年間3000億ドルに上り、米国の医療費の6分の1を占める。

 高血圧・高コレステロールを予防し対策するために、健康的な食事や運動の習慣化が欠かせない。こうした生活習慣は、子供のときから家庭や学校で身に付き、一度定着した生活習慣を変更するのは成人してからでは難しいとする研究報告もある。

子供の肥満も急増 生活習慣病の予備群に
ミシェル・オバマ米大統領夫人自らが参加し、子供とダンスを踊るビデオも公開されている。
画面をクリックするとビデオの再生が開始されます。
 米国では子供の肥満も急増している。過去30年間で米国の肥満児は3倍に増え、現在では子供の3人に1人は過体重か肥満だという。アフリカ系米国人やヒスパニックで特にその傾向が強く、子供の40%は過体重か肥満だという。

 米政府は「いま有効な対策をしないと、2000年以降に生まれた子供の3人に1人は、成人してから肥満を要因とした2型糖尿病や高血圧症などで苦しむことになる。これらは心疾患や脳卒中、がん、腎症などの原因になる」と警笛を鳴らしている。

 肥満急増の原因は、運動不足と食生活の変化だという。30年前の子供は、毎日歩いて学校に通学し、体育の授業に参加し、放課後は夕食になるまで屋外で遊んでいた。食事は家庭料理が中心で、量もほどほど、皿の上にはいつも野菜がのっていた。ファストフードを利用することはなく、間食も少なかった。

 現在の米国の子供の生活習慣は大きく変化しており、通学に乗用車やバスを利用し歩かなくなり、体育の授業や放課後のスポーツ活動も減っている。放課後はテレビやビデオゲーム、インターネットに費やす時間が多い。親も昔に比べ忙しいので、家族がそろって食事をする頻度は減った。食事前にスナック菓子などの間食をとるのは当たり前になっている。

 子供が食べるスナック菓子などの間食の量は30年で3倍に増え、子供の5人に1人は6倍も多くとっている。間食のカロリーは1日に平均200kcalになる。食品産業が事業を拡大し、ファストフードや清涼飲料などの食品のサイズも増えた。代表的な清涼飲料に含まれる砂糖や甘味料の平均量は、1970年代は13.6オンスだったが、現在では20オンスに増えている。

 8〜18歳の子供や若者のほとんどは運動不足で、1日に平均7.5時間を、テレビ、コンピューター、ビデオゲーム、携帯電話、映画などに費やしている。高校生のうち、推奨される身体活動量を満たしている生徒は3分の1にすぎない。

Most Americans with High Blood Pressure and High Cholesterol at Unnecessary Risk for Heart Attack and Stroke(米疾病対策センター 2011年2月1日)
Let's Move!(米国の子供の健康意識を高めるためのキャンペーン)

(Terahata)

関連トピック

疾患 ▶ 糖尿病

2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月22日
妊娠中の長時間労働や夜勤が健康リスクに 全国の約10万人の女性を調査 エコチル調査
2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法

疾患 ▶ 高血圧

2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法
2019年11月22日
保健指導で「食べる順番」に重点をおいた食事指導をすると減量効果が大きい
2019年11月22日
肥満・メタボの増加の原因は小児・若年期にある ユニセフ「世界子供白書2019」
2019年11月12日
魚を中心とした日本食は健康食 魚油のサプリメントについては賛否あり
2019年11月12日
日本高血圧学会が「台風19号により被害を受けられた皆さまへ」を公表

疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月22日
腸内細菌が内臓脂肪に影響 内臓脂肪の少ない人に多い菌が判明 健診のビッグデータを分析
2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法

疾患 ▶ 脂質異常症(高脂血症)

2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法
2019年11月22日
保健指導で「食べる順番」に重点をおいた食事指導をすると減量効果が大きい
2019年11月22日
肥満・メタボの増加の原因は小児・若年期にある ユニセフ「世界子供白書2019」
2019年11月12日
魚を中心とした日本食は健康食 魚油のサプリメントについては賛否あり
2019年11月06日
食事の改善で「腎臓病」のリスクを減らせる 高血圧・糖尿病・肥満がCKDの要因

テーマ ▶ 健診・保健指導

2019年01月09日
大人のがん教育を始めよう がん患者の就労問題に取り組む企業を支援 がん対策推進企業アクション
2018年12月25日
【保健師対象イベント】参加募集中! 第8回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス「健康経営の視点での産業保健活動」
2018年11月25日
【保健師対象イベント】第7回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス テーマ「職場巡視〜ありのままの現場を見られる産業保健師になる〜」
2018年11月14日
"防ごう、備えよう!低血糖―低血糖時のアクションプラン"公開 糖をはかる日
2018年10月19日
【健やか21】平成30年度「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」(参加申し込み受付中)

一無・二少・三多 ▶ 二少(少食・少酒)

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
がん患者の食事の悩みを解消するサイトを公開 料理教室と連携しレシピを作成 国立がん研究センター
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
インフルエンザシーズン到来にそなえて 感染前の最後の砦「のどバリア」を高める習慣とは
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開

疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血

2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月12日
魚を中心とした日本食は健康食 魚油のサプリメントについては賛否あり
2019年11月06日
ワカメなどの海藻を食べると心疾患リスクが低下 日本食の新たなメリットを解明
2019年10月17日
体重を3%減らすだけで肥満症を改善 肥満解消のための実践的取組み 【日本肥満症予防協会セミナー・レポート】
2019年09月05日
糖尿病の最新全国ランキング ベストは神奈川県 ワーストは青森県

疾患 ▶ CKD(慢性腎臓病)

2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月06日
食事の改善で「腎臓病」のリスクを減らせる 高血圧・糖尿病・肥満がCKDの要因
2019年10月17日
体重を3%減らすだけで肥満症を改善 肥満解消のための実践的取組み 【日本肥満症予防協会セミナー・レポート】
2019年10月02日
糖尿病の治療をしないと腎機能が低下 リスクは4年後に8倍超に上昇
2019年09月19日
厚労省が「食事摂取基準2020年版」の要点を公表 脂質異常症と高齢者のフレイルに対策

生活習慣 ▶ 身体活動・運動不足

2019年12月06日
【2/5市民公開講演会「多動で生活習慣病・がん予防」参加者募集中!】全国生活習慣病予防月間2020
2019年10月10日
運動が体の老化を抑制するメカニズムを解明 骨に加わる力が炎症を抑制
2019年09月17日
毎日の家事が女性の寿命を延ばす 軽い身体活動を積み重ねると死亡リスクが低下
2019年09月11日
筋肉の質の低下を決める3つの要因が判明 高齢者の筋肉を維持するために 名古屋大学
2019年08月30日
筋力アップで糖尿病に対策 血糖値の上昇を抑える 週1回の筋トレで効果

疾患 ▶ 動脈硬化

2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月06日
ワカメなどの海藻を食べると心疾患リスクが低下 日本食の新たなメリットを解明
2019年10月17日
体重を3%減らすだけで肥満症を改善 肥満解消のための実践的取組み 【日本肥満症予防協会セミナー・レポート】
2019年08月26日
「不飽和脂肪酸」が糖尿病リスクを打ち消す 悪玉コレステロールを低下
全国生活習慣病予防月間
大正製薬 コバラサポート
尿酸値PR
新着ニュース
毎年2月は、全国生活習慣病予防月間
Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
乳がん治療と乳房再建の情報ファイル
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
大人の健康生活ガイド 30代以上の中高年者に関する健康情報を提供
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート
病気別BEST100サイト 知りたい病気の最新情報がすぐにわかる、病気サイトの百科事典