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平成22年度食育白書 食育への関心伸びず 朝食抜きが増加

キーワード: 二少(少食・少酒) 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導 食生活 身体活動・運動不足

 政府は27日の閣議で、内閣府がまとめた「平成22年度食育白書」を決定した。第1次計画で掲げられた9項目の目標のうち、達成できたのは「メタボの認知率」、「食育推進に関わるボランティア数」の2項目にとどまった。

 2005年7月に食育基本法が施行され、11年3月に決定された第2次食育推進基本計画では、毎年6月を「食育月間」として定めるなど、食育を国民運動として推進することとしている。

 2006年度から取組みが始まった「第1次食育推進基本計画」から5年が経過し、今年度から「第2次計画」がスタートする。今年6回目となる白書では、第1次計画についての評価と、それをふまえた課題について報告している。

 主な内容は次の通り――

「食育」を知っている人は74%
 2010年12月「食育の現状と意識に関する調査」によると、「食育」という言葉を知っていた人の割合は74.0%(「言葉も意味も知っていた」44.0%、「言葉は知っていたが、意味は知らなかった」30.1%の合計)で、09年12月調査と比較して横ばいで変化はなかった

朝食を毎日食べる人は85% 朝食抜き増の世代も
 朝食を「ほとんど毎日食べる」人の割合は85.3%であり、2009年12月調査と比較すると横ばいで変化はなかった。年代別・性別にみると、「ほとんど毎日食べる」人の割合は、男性の60歳代、70歳以上、女性の60歳代、70歳以上で高く、「ほとんど食べない」人の割合は、男性の20歳代、30歳代、40歳代で高い。

朝食をとると体調や生活の質が向上する
 朝食を毎日食べる利点として「生活のリズムがとれる」(74.1%)、「体調が良い」(55.0%)、「朝、排便がある」(40.5%)、「家族とのコミュニケーションがとれる」(30.5%)など、体調や生活の質を向上を挙げる人が多かった。

家族と食事をとる人は約半数
 朝食や夕食を家族と一緒に食べる頻度については、朝食を「ほとんど毎日」家族と一緒に食べる人の割合は50.1%、夕食を「ほとんど毎日」家族と一緒に食べる人の割合は56.5%であり2009年調査と比べ横ばいだった。

メタボ予防・改善のための食事・運動 半数が実践
 メタボリックシンドロームの予防・改善のために、「(1)適切な食事」、「(2)定期的な運動」、「(3)週に複数回の体重計測」のいずれかを実施している人の割合は、「半年以上継続している」が41.5%、「実践しているが、半年未満である」が4.7%、「時々気をつけているが、継続的ではない」と回答した人が25.8%だった。一方、「現在していないし、しようとも思わない」は21.2%だった。

食事バランスガイド 目標の達成率は50%
 「食事バランスガイド」等を参考に食生活を送っている人の割合は50.2%で、5年で60%以上を目指した目標の達成率は50.2%にとどまった。

目標値と達成状況(2011年3月現在)
 2011年3月現在、9項目のうち、「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を認知している国民の割合」、「食育の推進に関わるボランティアの数」については目標値を達成した。しかし、他の7項目については、目標値を達成していない。
出典:平成23年版食育白書(内閣府)
第2次食育計画 目標を11項目に拡大
 今年から「第2次食育推進基本計画」が開始され、2015年度までの5年間続けられる。

 白書では重点課題として、「(1)生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進」、「(2)生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進」、「(3)家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進」の3点を挙げられた。

 食育推進目標は、第1次計画より2項目多い11項目が掲げられた。

平成23年版食育白書(内閣府)
  第2次食育推進基本計画の概要

[Terahata]

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