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3人に2人は「自分の睡眠に不満」 1割は慢性不眠症

キーワード: 三多(多動・多休・多接) 「多休」休養をしっかりとる 健診・保健指導

 ファイザーは、9月3日の「睡眠の日」にあわせて、不眠に関する意識調査を実施した。3月18日と9月3日の年2回の「睡眠の日」は、今年7月に精神・神経科学振興財団睡眠健康推進機構が制定したもの。調査は8月に全国の成人男女4000人を対象にインターネットで行った。
3人に2人は「自分の睡眠に不満」
 不眠症状の多くは時間が経つにつれて緩和されるが、生活環境が改善されるなど不安要因が緩和されても不眠が長期化し、慢性不眠に陥る場合がある。不眠が慢性化すると、糖尿病や高血圧、うつなどの危険因子となることがさまざまな研究から報告されている。

 調査では、不眠の国際規格の判定法「アテネ不眠尺度」を用いて調査したところ、6点以上の「不眠症の疑いがある」人の割合は42%に上ったが、うち74%が「自分は不眠症だと思わない」と回答し、不眠症を自覚していない人が多いことがわかった。

 アテネ不眠尺度は、世界保健機関(WHO)が中心となり設立した“睡眠と健康に関するプロジェクト”が作成した、国際規格の不眠判定法。「眠るまでに要する時間」、「睡眠の質」など8つの質問をおこない、不眠度合いを判定する。

 過去1ヵ月の「睡眠の質」を尋ねたところ、64.0%が「非常に不満、全く眠れなかった/かなり不満/少し不満」と回答。「あなたは睡眠時間が足りていますか」という質問では、38.6%が「足りていない/どちらかといえば足りていない」と回答し、多くの人が自分の睡眠に関して、質・量に満足していない状況がうかがえた。

半数は睡眠に関する悩みがあっても「対策していない」
 過去1ヵ月の平均睡眠時間は、5時間未満が9.6%、5〜6時間が24.7%、6〜7時間が34.9%、7〜8時間未満が22.8%だった。また、寝床についてから眠るまでに要した時間について質問は、10分〜30分が42.3%、30分〜1時間未満が20.2%、1時間以上が6.4%だった。不眠症の疑いがある人の方が、寝床に着いてから眠るまでの時間がより長く、平均睡眠時間が短い傾向がみられた。

 「最近、あなたは不安で寝付けないことがありますか」と尋ねたところ、32.6%が「ある/どちらかといえばある」と回答した。うち48.5%は「睡眠に関する悩みを解消するため、特に行っていることはない」と回答した。不安で寝付けない状況にあっても、約半数が改善のために具体的な行動を行っていない現状が浮き彫りになった。

 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫・精神生理研究部長は「24時間型社会・夜型社会の中で日本人の睡眠時間は年々減少し、ストレスなどを契機として不眠に陥る人々が増加している。数ヶ月以上続く慢性不眠症は日本人の約1割にみられ、糖尿病や高血圧、うつなどの重大な疾患につながる危険性がある」と話している。

 「生活習慣の見直しでも不眠が改善しない場合には、薬物療法も選択肢のひとつなので、放置せずに不眠症治療の専門医や心療内科・精神科などの医師と相談しながら、適切なアドバイスを受けることを勧めます」としている。

ファイザー

(Terahata)

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