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心筋梗塞は10月から4月に増加 予防のための10ヵ条

キーワード: 心筋梗塞/狭心症 飲酒

 これからの寒い時期は心筋梗塞に注意――。全国の心筋梗塞による死亡件数は冬に増え、1月がもっとも多いことが国立循環器病研究センターの研究グループの調査であきからになった。
寒さで心臓の血管が過剰に収縮 血圧が急激に変動
 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長らの研究グループが、消防庁の2005年〜2008年12月までの4年間の病院外心停止の患者の統計であるウツタイン統計から約19万6千件を解析した。

 それによると、心筋梗塞による心停止は、10月から4月頃にかけての寒い時季に増えるという。研究成果は11月の米国心臓病学会で発表される予定。

 心筋梗塞は、心臓の血管(冠動脈)が閉塞するために起こり、心臓の機能が急激に低下したり、重症の不整脈を合併することで突然死をきたす原因となる。

 同センターによると、4年間の死亡件数は19万6032件。最多は1月の2万1954件で、2月以降は減少傾向となり、9月は最も少ない1万3122件だった。10月からは増加に転じ、12月は1月に次ぐ2万135件だった。

 同センターによると、冬に心筋梗塞が多い理由のひとつとして「寒冷期の血圧の上昇、特に暖かい屋内から特に寒い部屋や屋外に移動する際の血圧の急激な変動」が挙げられる。

 「ヒートショックといわれるストレスが心臓の負担を増やし心筋梗塞を起こしやすくなる。また、寒さで心臓の血管(冠動脈)が過剰に収縮し血流不全に陥ることも心筋梗塞の一因である考えられる」としている。

 同センターでは「これからますます寒い時期を迎えるにあたって、心筋梗塞の予防、特に寒冷地や震災地の仮設住宅での防寒対策が重要」と注意を呼びかけている。

冬場に心筋梗塞を予防するための注意すべき10ヵ条
  1. 冬場は脱衣室と浴室を暖かくしておく。
  2. 風呂の温度は38〜40度と低めに設定。熱い湯(42〜43度)は血圧が高くなり危険です。
  3. 入浴時間は短めに。
  4. 入浴前後にコップ一杯の水分を補給する。
  5. 高齢者や心臓病の方が入浴中は、家族が声を掛けチェック。
  6. 入浴前にアルコールは飲まない。
  7. 収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上ある場合は入浴を控える。
  8. 早朝起床時はコップ一杯の水を補給する。睡眠時の発汗で血液が濃縮しています。
  9. 寒い野外に出る時は、防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒さを調整しましょう。
  10. タバコを吸う方は禁煙をしましょう。
出典:国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センター

(Terahata)

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