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運動で体力を維持・改善することが長寿の秘訣 1.4万人を調査

キーワード: 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 動脈硬化 心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血 三多(多動・多休・多接) 身体活動・運動不足

 健康で長生きするための秘訣は、体力を良好に維持・改善することと、適度な運動を続けること――1万4000人以上の米国人を6年以上追跡した調査研究で、運動が大切であることがあらためて確かめられた。
運動不足が死亡リスクを高める要因
 健康で長生きするための秘訣は、体力を維持・改善することと、適度な運動を続けること。それができていれば、体重の変化が死亡リスクに与える影響は少ない。こんな結果が、米国で行われた対規模研究で示された。

 「大切なのは体力の維持・向上を続けることで、体重の変化については、それほど心配する必要はなさそうだ。活発に体を動かしているが体重はなかなか減らないという人にとっては、良いニュースだ」とサウスカロライナ大学アーノルド校のDuck-chul Lee博士(運動科学)は話す。

 研究チームは平均年齢44歳の中高年に、2つ以上の包括的な医療研究に参加してもらい、有酸素運動に関する長期的な縦断研究を行った。対象となった1万4345人の成人男性は、ほとんどが中流階級以上の白人の中高年だった。

 トレッドミルによる最大負荷時の運動により体力を測定し、身長と体重も同時に測定した。BMIと体力の変化を6年間にわたり測定し、最大11年間の追跡検討を行った。さらに、体格指数(BMI)の変化、年齢、心臓病の家族歴、ライフスタイル(喫煙、身体活動)の変化、高血圧、糖尿病などを考慮し、体力の増減と死亡率の変化の関連を検討した。

 その結果、次のことがあきらかになった。

  1. 体力の維持・改善は、体格指数(BMI)の影響を考慮して解析した後も、死亡リスクの低下に関連していた。
  2. 6年以上の体力の増減は死亡リスクに影響しており、体力が増すごとに心疾患や脳卒中に関連する死亡リスクは19%低下し、全死因による死亡は15%低下していた。
  3. 運動不足が死亡リスクの要因になることが示された。
  4. 体格指数(BMI)の変動と死亡リスクの関連はみられなかった。
 研究結果は、運増不足が心臓病と脳卒中の重大な危険因子となることを裏付ける結果になった。研究は米国心臓学会(AHA)の発行する医学誌「Circulation」に発表された。

Physical fitness trumps body weight in reducing death risks(米国心臓学会 2011年12月5日)

[Terahata]

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