2012年02月24日
団塊の世代「健康維持のために適度な運動」が88% 厚労省調査
キーワード: 二少(少食・少酒) 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導
厚生労働省は、「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)」の第6回結果をまとめた。調査は、50代をどのように過ごせば、高年齢期に健やかで充実した生活を営むことができるかを、特に「団塊の世代」に焦点を当て調べたもの。 調査は、団塊世代の高齢化に備えるため2005年から、当時50〜59歳だった人を対象に毎年追跡して行っている。10年までの6回すべてに回答したのは2万5157人だった。 1947〜49年生まれの団塊の世代を含む中高年は現在、60〜64歳になっている。調査結果によると、世帯構成が「夫婦のみ」の人の割合は30.1%で、2005年の20.9%から9.2ポイント増えた。一人暮らしの割合は7.5%で、05年から2.4ポイント増えた。 親と子と同居している三世代世帯は10.7%(2005年は17.7%)、子と同居している二世代世帯は32.4%(同38.9%)、親と同居している二世代世帯は10.2%(同10.6%)と、いずれも減っていた。 一方、55〜59歳時に、60〜64歳まで「仕事をしたい」と希望していた人のうち、実際に仕事をしている人の割合は74.8%。理由として「現在の生活費のため」、「健康を維持するため」、「今の仕事が好きだから」、「社会とのつながりを維持したい」といった回答が多かった。 健康状態が「よい」と回答した人の割合は79.4%。中でも、第1回調査時から継続して健康維持のために心がけていることとして「適度な運動をする」(87.6%)、「年に1回以上人間ドックを受診する」(87.2%)、「ストレスをためない」(86.9%)、「適正体重を維持する」(86.4%)、「バランスを考え多様な食品をとる」(86.3%)を回答した人が多かった。 第6回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況(厚生労働省)(Terahata)