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禁煙、減塩、体重管理・・・5つの健康習慣でがんリスク4割減

キーワード: 二少(少食・少酒) がん 「無煙」喫煙は万病の元 「少酒」お酒はほどほどに 三多(多動・多休・多接) 健診・保健指導

 禁煙や節酒、運動、体重管理など、がん予防に重要とされる5つの健康的な生活習慣を実践するほど、がんを発症するリスクが下がるという研究成果を国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。実践する習慣が1つ増えるごとに、男性で平均14%、女性は同9%ずつリスクが下がるという。「改善すればリスクは確実に減るので、不健康な生活をおくっている人は生活習慣を見直して予防に努めてほしい」としている。
1つでも習慣が変えられればがんのリスクは低下
 喫煙、飲酒、塩分の過剰摂取、運動不足、肥満の5つの要因ががんの発症を引き起こすことは、国内外の研究で確かめられている。日本人を対象としたがん予防指針「日本人のためのがん予防法」では、これら5つの要因に感染を加えたものが、がん予防の鍵とされている。

 研究チームは1995〜99年に岩手、秋田、長野、沖縄、茨城、新潟、高知、長崎、沖縄、大阪の10保健所管内に在住していた45〜74歳の男女約8万人を対象に、2006年まで追跡調査を行い、5つの生活習慣と全がん発生率との関連を調べた。

 喫煙、節酒、減塩、身体活動、肥満予防の5つの健康習慣のうち、実践しているのが0または1個のグループを基準とした場合の、2個、3個、4個、5個実践しているグループのがんのリスクを調べたところ、基準グループのリスクを1とすると、それぞれのグループのがんの相対リスクは男性で0.86、0.72、0.61、0.57、女性で0.86、0.73、0.68、0.63と、直線的に低下することが分かった。実践する習慣が1つ増えるごとに、男性で平均14%、女性は同9%ずつリスクが下がるという。

 今回の研究では、喫煙者の中で吸う本数の多い場合・少ない場合などの量に関する細かい差は考慮されていないが、「喫煙量について細かく分類しても、健康習慣を実践するほど、直線的にがんのリスクの低下がみられることが確かめられた」と研究者らは話す。

 「生活習慣はなかなか変えられないものだが、5つのうち1つでも習慣が変えられればがんのリスクは確実に低下する。高齢者でも改善すればリスクは減るので、生活を見直して予防に努めてほしい」としている。

5つの健康習慣

健康習慣具体例
1 非喫煙
(過去喫煙は含みません)
 
2 節酒
(エタノール換算で150g/週未満)
たとえば、日本酒1合はエタノールに換算して23g。これを毎日飲む場合、エタノール換算で161g/週になる。
3 塩蔵品を控える
(0.67g/日未満)
たとえば、たらこ1/4腹(20g)を1回食べると、約0.67g/日になる。
4 活発な身体活動
(男:37.5メッツ・時/日以上、女:31.9メッツ・時/日以上)
たとえば、活発な身体活動をする会社員(1日に筋肉労働や激しいスポーツ:1時間以上、座っている:8時間以上、歩いたり立っている:1時間未満)の活動量はちょうど37.5メッツ・時/日。また、典型的な主婦の活動(筋肉労働や激しいスポーツ:なし、座っている:3時間以下、歩いたり立っている:3〜8時間)は、31.4メッツ・時/日になる。
5 適正BMI
(男21-27、女19-25)
肥満指数(BMI)は、体重(kg)/身長(m)の二乗から求められる。

多目的コホート研究(JPHC Study)(国立がん研究センター がん予防・検診研究センター)

(Terahata)

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