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5つの健康習慣 20年続けると心疾患リスク6割減

キーワード: 二少(少食・少酒) 心筋梗塞/狭心症 「無煙」喫煙は万病の元 「少酒」お酒はほどほどに 三多(多動・多休・多接)

 20歳代の生活習慣の影響は40歳代になってからも続き、心臓の健康にもたらす影響が大きいという研究が米国で発表された。
ライフスタイル改善の取組み 1つでも増やすと心疾患は減少する
 「健康習慣を維持するのが難しいという中高年は多い。多くの人で、不健康な食事、体重の増加、運動不足といった生活習慣が重なった結果、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病といった生活習慣病が引き起こされ、心血管疾患の危険性が高まっている」と米ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部のKiang Liu氏(予防医学)は話す。

 研究者らはCARDIA研究に参加した3,154人の被験者のデータを解析した。調査初年度に18〜30歳だった被験者を7年後と20年後に追跡して調査した。心血管疾患のリスクを、コレステロール(200mg/dL未満)、高血圧(収縮期120mmHg/拡張期80mmHg)、喫煙習慣、糖尿病の既往歴、心筋梗塞の既往歴などで判定した。

 5つの健康習慣とは、(1)健康的な体重(BMIが25未満)、(2)アルコールを控える、(3)たばこを吸わない、(4)健康的な食事、(5)運動の習慣化。これらを若いときから実行できていた人では、中高年になってからも生活習慣病のリスクが低いことが研究で示された。

 調査初年度に平均年齢24歳だった対象者のうちで心血管疾患のリスクが低かった人は44%に上ったが、20年後に再調査した時には24.5%に減っていた。一方で、5つの健康習慣の全てが当てはまる人の60%は中高年になっても心血管疾患の低リスク群に属していたのに対し、ひとつも当てはまらない人ではわずか5%未満だった。

 「若い時から健康的な生活習慣を維持できていれば、心血管疾患の家族歴のある人でも危険性は低下することが研究であきらかになった。生活習慣の果たす役割は遺伝的な要因よりも大きいことが示された」とLiu氏は言う。

 心血管疾患のリスク低下は、健康習慣の数が増えるごとに、3.0%、14.6%、29.5%、39.2%、60.7%と一貫して減っていった。「減量、節酒、禁煙、食事、運動といった健康習慣をひとつでも増えしていくことで、心疾患の危険性は低下する。生活習慣を改善するのが遅すぎるということはない。早い時期に生活習慣を改善すれば、年齢を重ねてからその恩恵を得られ、医療費の低減にもつながる。不健康な生活を送っている人は、すぐにでも生活習慣改善に取り組んでほしい」とLiu氏は強調している。

 この研究は米国心臓学会が発行する医学誌「Circulation」1月30日付で発表された。

Heart Healthy Choices Early On Pay Off Later(ノースウェスタン大学 2012年3月1日)
Healthy Lifestyle Through Young Adulthood and the Presence of Low Cardiovascular Disease Risk Profile in Middle Age
Circulation, 2012; 125: 996-1004

(Terahata)

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