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医療スタッフの約8割が糖質を意識した食品選びを指導 糖尿病ネットワーク調査

キーワード: 糖尿病

 糖尿病ネットワークが、医療スタッフに行った「スローカロリー食品のモニタリング調査」の結果が『スローカロリーの情報ファイル』で公開された。

 「スローカロリー」とは、糖質の小腸での消化・吸収速度がゆっくりで、血糖値の上昇が緩やかであることを示す。近年、糖質の"量"だけではなく、その"質"を意識した食生活の有用性が注目されており、食後高血糖に配慮した食品も増えている。

 糖尿病ネットワークでは、2010年11月に「スローカロリーの情報ファイル」をオープンし、血糖上昇に配慮した食生活の考え方の1つとして情報提供を行ってきた。昨年夏から公開している「スローカロリー・ガイドブック」のダウンロード数は累計1万5000部を超えており、注目度は高い。

食後高血糖に配慮したスローカロリーな食生活は有用
 調査は、2011年11月〜12年1月にかけて、全国から募った20名の医療スタッフへ行われた。対象者は、糖尿病療養指導に携わる医師、看護師、管理栄養士、保健師。勤務先で対象食品を使用し、その感想や評価などをレポートしていただいた。対象食品は、ご自身やスタッフが試食したり、外来患者さんの食事指導に使用されたりと、幅広く活用された。今回、公開したのは、その使用経験から実感した、“スローカロリーの有用性”について意見をまとめたもの。

 これによると、回答者の9割が、糖尿病患者さんに対し「食後高血糖」の予防・改善を意識した食事指導を行っているとし、その指導としては、94%が「食べ方(ゆっくりよく噛む、食べる順番など)」、83%が「間食の食べ方、制限のしかた」、78%が「炭水化物(とくに糖質)を意識した食品の選び方」と続いた。

 報告では、「スローカロリーは、従来の食事療法でのカロリーの多い少ないという考え方と異なる、“消化と吸収”という生理機能に着目する新しい概念で、多くの人に有益」(病院・管理栄養士)、「インスリンの急激な分泌をおさえることで、空腹感の軽減にもつながるのでは」(病院・看護師)といった意見が寄せられている。

 日常の食生活で、我々はさまざまな食品から糖質を摂取する。なかでも、血糖コントロールを目的とした食事療法で問題となりやすいのが、間食で摂ることの多い甘い食品。間食は、摂取する量や頻度の制限で管理するのが一般的だが、最近は、ゆっくり消化される機能性に着目したおやつなども幅広く活用されるようになってきた。糖質の消化・吸収が穏やかな甘味料をはじめ、食後高血糖に配慮した食品のさらなる普及が期待されている。

「スローカロリー情報ファイル」
スローカロリー・モニターレポート

(mhlab)

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