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体重コントロールに成功 減量ダイエットと運動がもっとも効果的

キーワード: 二少(少食・少酒) 肥満症/メタボリックシンドローム 三多(多動・多休・多接)

 もし体重を減らしたいのなら、サプリメントや健康食品に頼るのはやめておいた方が良い。「減量にもっとも効果があるのは、以前から言われている通り、脂肪のとりすぎを減らし、体を動かし運動することだ」とする研究が発表された。
脂肪をとりすぎず運動も 健康食品は効果なし
 「肥満は脂質異常症、2型糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、睡眠時無呼吸症候群、変形性関節症など、さまざまな病気の原因になる。体重のわずか5%を減らしただけでも、健康にもたらされる恩恵は大きい」とハーバード大学医学部ベスイスラエル医療センターのJacinda M. Nicklas氏は言う。

 「米国人の3分の1以上は肥満で、食べすぎや運動不足が原因となり肥満は増えている。一方で、体重を減らしたいと考えている人は多く、50〜70%は減量を望んでいる。もっとも確実に減量する方法は、食事で脂肪をとりすぎないようにして、よく運動することだ」とNicklas氏は強調する

 研究者らは、米国疾病管理予防センター(CDC)が行った米国健康・栄養調査(NHANES)の2001〜2006年の4,021人の肥満者のデータを解析した。データには体格指数(BMI)が30以上の肥満のある成人の12ヵ月以上にわたる聞き取り調査も含まれている。

 2,523人が減量を試みており、うち40%は体重の5%以上、20%は体重の10%以上の減量に成功したと回答した。「減量に成功した人の秘訣は、食事で脂肪をとりすぎないようにし、よく運動したことだった」と研究者らは話す。

 減量に成功した割合は、医療機関の減量プログラムに参加した人が多く、生活習慣の改善が効果的であることが示された。減量プログラムには、▽摂取エネルギーの管理、▽カーボカウント、▽食品プレートによる食事療法、▽野菜や果物の摂取、▽間食の管理、▽多種類の運動を取り入れた1日30分以上のエクササイズなど、栄養士などによる対面や電子メールによる指導が含まれる。

 「減量効果をうたった健康食品の利用は、多くは役に立たないこともあきらかになった」とベスイスラエル医療センターのChristina Wee氏(総合医療・プライマリケア)は話す。調査では、10人に1人以上が肥満対策として健康食品などを利用していたが、実際に減量に成功した割合は利用していない人より低かった。

 減量に成功するための方法は、実際には取り組みやすく、費用もかからないという。「高価な商品がたくさん売られている。宣伝されている民間のダイエット法やサプリメント、健康食品などには、体重減少に結びつかないだけでなく、健康被害をもたらすものもある。健康食品を利用する前に、医師や栄養士に相談してほしい」としている。

 発表されたのは長期介入試験によるものではなく、個々の患者が減量を維持することを妨げる障害について、さらなる研究で見極める必要があると、研究者らは指摘している。この研究は医学誌「American Journal of Preventive Medicine」に4月10日付で発表された。

More Exercise, Eating Less Fat and Weight Loss Programs Are In, Popular Diets Are Out(ハーバード大学 2012年4月10日)
Successful Weight Loss Among Obese U.S. Adults

[Terahata]

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