一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
最近の関連情報・ニュース

偽造医薬品のネット販売が増加 国際的な取締り強化へ

キーワード: 健診・保健指導

 国際製薬団体連合会(IFPMA)など日米欧の製薬4団体は、医薬品のインターネット販売に対する安全監視に取り組むことなどを柱とした共同声明を発表した。違法な業者がオンライン上で販売する医薬品による健康被害が深刻化している。患者を保護するため、世界的規模で安全監視を強化する必要があると、各国政府に注意を呼びかけている。

 インターネット経由で購入できる医薬品の購入の多くは、偽物や虚偽の表示があったり、偽装・偽造された医薬品であるおそれがある。医薬品の偽造販売は、これまでに124ヵ国で確認されているという。

 日本の製薬企業が行った調査で、違法に医薬品を販売する日本語のウェブサイトは、オンライン上に600以上あると指摘された。2011年に日本の税関が発見した違法医薬品は500以上であり、8万錠近くが押収されたという。その大部分はインターネットで購入されたものだった。

 世界保健機関(WHO)によると、実際の住所を表示していない違法なインターネットサイトで購入された医薬品の50%以上が偽造医薬品だった。

 全米薬剤師審議会の2012年の報告書と2008年〜2012年のデータによると、閲覧された約9,000のウェブサイトの96%が法律や安全基準を順守しておらず、消費者に重大な危険をもたらす可能性があるという。

 カリフォルニア州立大学サンディエゴ校の研究者が収集したデータによると、大規模な違法オンライン医薬品販売業者は、毎月100万ドル〜250万ドルを売り上げる。

 米国税関国境警備局が2012年にまとめた報告書によると、商品の運送に国際郵便や宅配便が使われることが増えたことを背景に、偽造製品を販売するウェブサイトは増え続けている。偽造医薬品の至急貨物や郵便施設での押収は2007年から84%増加した。

 欧州委員会が2011年に公表した報告書によると、インターネットでの購入が増えたことが原因で、EU税関が通関を阻止した貨物の数は2010年から倍増している。輸入禁止となった郵便物に封入されていた品目の69%が医薬品だという。

 国際刑事警察機構(インターポール)は2011年9月、インターネット上で販売されている偽造医薬品や違法医薬品を押収する活動を展開した。240万個(630万ドル相当)の有害医薬品を押収し、違法行為を行っていた1万3,500のウェブサイトが閉鎖された。

 違法貨物の発送元として特定された国は48ヵ国にのぼり、押収された違法貨物には抗生物質、ステロイド、抗がん剤、抗うつ剤、抗てんかん錠剤、減量薬、栄養補助食品などが含まれていたという。

「インターネット販売と安全な医薬品アクセス」に関するIFPMA/PhRMA/EFPIA/JPMAの共同声明について(日本製薬工業協会)

(Terahata)

関連トピック

テーマ ▶ 健診・保健指導

2019年01月09日
大人のがん教育を始めよう がん患者の就労問題に取り組む企業を支援 がん対策推進企業アクション
2018年12月25日
【保健師対象イベント】参加募集中! 第8回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス「健康経営の視点での産業保健活動」
2018年11月25日
【保健師対象イベント】第7回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス テーマ「職場巡視〜ありのままの現場を見られる産業保健師になる〜」
2018年11月14日
"防ごう、備えよう!低血糖―低血糖時のアクションプラン"公開 糖をはかる日
2018年10月19日
【健やか21】平成30年度「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」(参加申し込み受付中)
全国生活習慣病予防月間
大正製薬 コバラサポート
尿酸値PR
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート