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女性は悪いニュースに敏感 ストレスを受けやすい

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 新聞やテレビ、インターネットが普及し、常に最新のニュースにアクセスできる環境にいる人が多いが、ニュースの中には悲劇的な内容のものも多い。そうしたネガティブなニュースに対する反応は、男女で差があるとする研究が発表された。悲劇的なニュースに敏感に反応するのは女性の方で、その内容を覚えている時間も長いという。

 モントリオール大学の研究者は、悲劇的なニュースがストレス・レベルに与える影響を調べるために、一般から募集した60人の18〜35歳の男女にニュース記事を読んでもらう実験を行った。男性30人と女性30人を2グループに分け、最近のニュースヘッドラインを続けざまに読ませた。

 片方のグループには公園のオープンや映画の上映など淡々とした中間的なニュースのみを読ませ、もう片方のグループには殺人や事故などを含む悲劇的なニュースのみを読ませた。

 さらに被験者の唾液サンプルを採取し、ストレス・ホルモンであるコルチゾールを調べた。ニュース記事に対する記憶と認知に関するテストも行い、翌日に電話をかけ前日に読んだニュースについて聞き出した。

 その結果、悲劇的なニュースを読んだ女性は、淡々としたニュースを読んだ男性に比べコルチゾール値が上昇しており、翌日になっても内容をよく覚えていた。特に殺人や事故など深刻なニュースについては、読んだときに何を感じたかといった感情の動きについても記憶している女性が多かったという。こうした反応は男性ではみられなかった。

 「悲劇的なニュースを読んだ人は、ストレスへの反応がより刺激され、この傾向は女性でより顕著であることが確かめられた。不安や恐怖といったおそろしい状況を知覚するときに、私たちの脳は情報を処理し、ネガティブな出来事の記憶を調整しようとする。そのためストレス・ホルモンの分泌が活発化する」とモントリオール大学人間ストレス研究センターのSonia Lupien氏は説明する。

 「女性は男性に比べより感情移入しやすい傾向があり、感情的な反応が長く続きやすい。このことは記憶にも影響している。これは長い進化の過程で培われてきたもので、女性で現実に起きている事柄に潜在的に反応し、敏感に関心をもつことで生存力を高めてきた可能性がある」とLupien氏は言う。

 現代はインターネットなどの情報ツールが発達しており、絶えず情報に接続された社会だ。スマートフォンでニュースを検索すれば、いま世界で何が起きているかを即座に知ることができる。「そうした情報には、ストレスをもたらすネガティブな情報も含まれる。人間の脳は、ストレスの原因となる侵襲要因を絶えず感知しようとする」と研究者は指摘する。

 「ストレスは注意力やうつなどにも影響する。社会が今後ますます情報過多になると、ストレスへの対処の仕方を開発する必要が出てくる。ストレスに弱い女性は瞑想や運動などを行い対策することで、負担を軽減できるかもしれない」としている。

Negative news stories affect women's stress levels but not men's(モントリオール大学 2012年10月11日)

(Terahata)

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