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喫煙で寿命は10年縮まる 日本人を60年調査

キーワード: 「無煙」喫煙は万病の元

 たばこを吸うと寿命が8〜10年縮まることが、日本人約6万8,000人を対象とした、放射線影響研究所(広島市)や英オックスフォード大による調査でわかった。未成年でたばこを吸い始め、吸う本数が多い人ほど死亡リスクは高かった。25日付の英医学誌「BMJ」電子版に発表した。

 研究チームは、被爆者の健康影響を調べるために放影研が60年以上続けている「寿命調査」の対象者のうち、喫煙の有無が判明している人を分析した。

 調査は郵送や診療所でのインタビューにより1950年に開始された。男性2万7,311人、女性4万662人のデータが収集された。なお、全参加者の約半数は被ばくを経験していなかった。1920〜45年に生まれ、20歳までに喫煙を開始していた場合の平均喫煙本数は、男性で23本/日、女性で17本/日だった。

 未成年でたばこを吸い始めた男性(1920〜45年生まれ)の72%は70歳まで生きた。一方、同じ年代でたばこを吸わない男性の72%は78歳まで生きた。たばこで寿命が8年縮まったことになる。女性は、寿命が10年縮まっていた。

 一方、35歳までに喫煙をやめていた場合は、死亡率は1.02倍となり、35〜44歳でやめた場合も1.22倍とリスクは大きく低減した。

 喫煙による寿命の短縮は、過去に行われた日本人の喫煙者を対象とした調査に比べ拡大している。これについて研究者は「過去の調査は1920年初頭に生まれた人々が中心となっており、多くは成人するまでに喫煙を開始していなかった。そのため喫煙の弊害が過小評価されていたのではないか」と指摘している。

 今日の日本人の喫煙者は成年前に喫煙を開始し、1日当りの本数も増えている傾向がある。「たばこの害はより拡大しているおそれがある」と警笛を鳴らしている。

Smoking takes 10 years off life expectancy in Japan, not 4 as previously thought, experts warn(BMJ 2012年10月25日)

(Terahata)

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