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がん外来患者の4割は「初診時に自覚症状なし」

キーワード: がん

 がんや糖尿病は初期の段階では自覚症状が乏しいために、健康診断を受けずにいると、早期に発見できず治療が遅れることがある。実際に、自覚症状などにほとんど気付かなかった人が、健康診断や人間ドックを受診した際に、再検査を指摘され、病気が発見される例は多い。
 厚生労働省の調査で、外来患者が受診し症状をはじめて医師に診てもらったときに、4人に1人は受診の時点で「自覚症状がなかった」ことが分かった。

 調査は、全国500病院を対象に2011年10月に実施した「受療行動調査」の結果のうち、病名が分かる外来患者3万1,795人の回答を分析したもの。

 それによると、外来患者が受診した病気や症状を初めて医師に診てもらった時、「自覚症状があった」は59.0%、 「自覚症状がなかった」は24.7%だった。

 「自覚症状があった」と回答した者の最初の受診場所をみると、「今日来院した病院」が49.1%、「他の病院」が29.8%、「診療所・クリニック・医院」が17.2%だった。

 「自覚症状がなかった」と回答した者の受診した理由をみると、「健康診断(人間ドック含む)で指摘された」が37.1%、「他の医療機関等で受診を勧められた」が20.0%、「病気ではないかと不安に思った」が12.9%だった。

 がんに限ってみると、がんと診断された外来患者のうち41.5%が「自覚症状がなかった」と回答。自覚症状がないのに受診した理由は「健康診断や人間ドックで(詳しい検査を受けるよう)指摘された」が最多だった。

 がんの部位別で自覚症状がなかった人の割合は、胃がん49.9%、結腸・直腸がん38.9%、肝・肝内胆管42.9%、気管・気管支・肺がん54.9%、乳がん37.2%、前立腺がん53.8%となっている。

 糖尿病については、外来患者のうち40.0%が「自覚症状がなかった」と回答、「自覚症状があった」は40.9%だった。

 厚労省の担当者は「生活習慣病の基本は早期発見。自主的に健康診断を受け、異常が認められたら診察と治療につなげることが重要」と述べている。

平成23年受療行動調査(確定数)の概況(厚生労働省)

(mhlab)

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