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1分間で答えられる「糖尿病危険度テスト」

キーワード: 二少(少食・少酒) 糖尿病 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接)

 世界の糖尿病人口は3億7,100万人。そのうち半数は、自分が糖尿病であることに気がついていない。米国糖尿病学会(ADA)は、糖尿病の早期診断を促すために、1分間で答えられる「糖尿病危険度テスト」を公開した。
糖尿病を早期治療し合併症を予防
 糖尿病は世界的に増え続けており、全世界の有病者数は3億7,100万人と推定されているが、うち半数は糖尿病であることに気がついていない。

 糖尿病は初期の段階では自覚症状が乏しい病気だ。「尿が増える」、「疲労感がある、だるい」、「よく見えなくなってきた」、「喉が渇きやすく、水をたくさん飲む」といった症状があらわれたときには、糖尿病を発症してからすでに7?10年が経過しているおそれがある。その間にも動脈硬化は進展している。

 糖尿病を早期発見し、治療を開始すれば、糖尿病網膜症や糖尿病腎症、神経障害、心疾患、脳卒中、足病変などの、深刻な糖尿病合併症を予防しやくなる。また、早期に効果的な治療を始めれば、医療費をそれだけ抑えられる。

 米国糖尿病学会(ADA)によると、米国に限ってみても2,600万人が糖尿病で、7,900万人が糖尿病を発症する危険性の高い予備群だ。しかし、医療サービスが行き届いている米国においても、糖尿病の検査を受けていない人が多く、未治療者の数は700万人に上るという。

 そこでADAは、「糖尿病危険度テスト」をインターネットで公開し、糖尿病の早期診断を呼びかけている。このキャンペーンに参加すると、米国内の主要な食品会社から1回答につき5ドル、総額で5万ドルの寄付金がADAに支払われる仕組みだ。

 テストは1分で回答できる内容で、フェイスブックなどでも公開されている。8項目の簡単な質問に答え、得点の高い人にはすみやかに医療機関で検査を受けることが勧められている。

糖尿病危険度テスト

(1)あなたは何歳ですか?
 男女とも年齢が高くなるほど2型糖尿病の発症率は高くなります。

(2)あなたは男性? 女性?
 糖尿病を発症する年齢は男性の方が早く、40歳を超えると発症率が上昇します。ただし、女性でも50歳を超えると糖尿病は急速に増えるので、定期的な検査が必要です。

(3)女性に質問します。妊娠中に「妊娠糖尿病」と診断されたことがありますか?
 妊娠糖尿病は、妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病にいたっていない糖代謝異常。多くの場合で、出産後に血糖値は正常域まで下がりますが、妊娠糖尿病を発症した女性は、将来に糖尿病を発症する確率が高いことが知られています。

(4)父母や兄弟姉妹に糖尿病の人はいますか?
 糖尿病の遺伝因子があり、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子が加わると、2型糖尿病を発症しやすくなります。家族に糖尿病の人がいる場合は、「糖尿病になりやすい体質」が遺伝している可能性があります。

(5)あなたはアジア系ですか?
 アジア人は、欧米人に比べ肥満の程度が軽くても、2型糖尿病を発症しやすいことが知られています。アフリカ、ラテンアメリカ、南太平洋諸も、糖尿病が急速に増えている地域です。

(6)高血圧と言われたことはありますか?
 糖尿病の人は、高血圧になる割合が高い。糖尿病も高血圧も、どちらも症状のないまま進行し、さまざまな合併症を引き起こします。健康診断で高血圧を指摘されたら、糖尿病の検査も同時に受けましょう。

(7)運動をする習慣がありますか?
 運動不足は2型糖尿病の原因のひとつであるだけでなく、世界の主な病気の原因の第4位に挙げられています。

(8)自分の体格指数(BMI)を知っていますか?
 肥満も2型糖尿病の原因のひとつ。BMIは[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]で計算されます。世界基準ではBMIが30であれば「肥満」と判定されます(日本では25)。肥満の人は体重を5パーセント減らせば、糖尿病の危険性を下げられます。

糖尿病の基礎知識 米国糖尿病学会(ADA)

(Terahata)

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