一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
最近の関連情報・ニュース

3人に1人は「かかりつけ医」がいない 夜間・休日対応は22.8%

キーワード: 二少(少食・少酒) 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接)

 地域で定期的に診療を行うかかりつけ医が「いない」という人が若い世代で増えている。「かかりつけ医がいない」という人は全体で34.9%に上り、40〜50歳代では過半数に上ることが、患者らへの意識調査で分かった。かかりつけ医をもっている人でも、夜間・休日などの診療時間外に電話対応してもらえる割合は22.8%にとどまった。

 地域で患者の身近で定期的に診療を行うかかりつけ医は、患者の健康管理を行い、必要に応じて専門医への紹介、夜間休日対応、在宅医療、介護での多職種連携などを行っている。

 超高齢社会に向けて「かかりつけ医」の役割は大きいが、今後の体制整備に向けて必要な対策は十分に整理されていない現状があきらかになった。

 調査は日本医師会総合政策研究機構(日医総研)によるもので、全国の40歳以上の男女4,000人を対象に郵送で実施し、約半数から回答を得た。

 調査では、40歳以上の男女の65.1%が「かかりつけ医がいる」と回答し、30.4%が「いないがいるとよいと思う」と回答した。高齢になるほどかかりつけ医がいる割合は高くなり、75歳以上は88.6%に上った。若い世代ではかかりつけ医をもたない人が多く、45〜49歳では51.8%、50〜54歳では51.2%に上った。

 かかりつけ医に当てはまることとして、「気軽になんでも相談できる」と回答した人が65.1%でもっとも高く、続いて「病歴を知っている」(61.5%)、「必要時には専門医や病院などを紹介してくれる」(56.1%)と続いた。「健康管理を行い総合的に診てくれる」は48.8%で約半数だった。

 夜間休日の医療については、全体の22.8%は「診療時間外の電話対応をしてくれる」と回答し、34.1%は「電話対応はしてくれない」、43.0%は「わからない」と回答した。夜間休日の診療は全体の14.7%が「診療してくれる」、43.0%が「診療してくれない」、42.3%が「わからない」と回答した。

 一方で、かかりつけ医を持つ人は、持たない人より日常的に健康により気を付けており、かかりつけ医機能の効果が明らかになった。「栄養バランスなど食生活に気を付けている」という人は、かかりつけ医のいる人で67.3%、いない人では59.9%、「運動や体操をしている」人は、いる人で54.1%、いない人では46.1%と差が出た。

 かかりつけ医は、地域包括ケアシステムの中でも重要な役割を担うことが期待されている。そのために、より多くの人が身近にかかりつけ医をもつことが急務となっているが、かかりつけ医が見つけられないという問題も大きく、現状は体制整備が十分に行われているとはいえない。一次医療の受療に関する調整や病院外来との機能分化など、機能そのものを広く充実させていくことが課題となっている。

 日医総研では、「今後は、かかりつけ医の予防医療や夜間休日対応など、機能充実に向けた教育研修や地域での対応策が求められる。全国の地域医師会のうち52.9%は休日夜間急患センターを設置しているが、地域によっては、医師会員の高齢化、開業形態の変化、会員の意識の変化などの要因で急患センターの運営や夜間救急が困難な場合もある。夜間休日など時間外の対応を1人のかかりつけ医がどのように行っていくかが課題だ」と指摘している。

日本医師会総合政策研究機構

(Terahata)

関連トピック

一無・二少・三多 ▶ 「無煙」喫煙は万病の元

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年11月12日
11月14日は「世界糖尿病デー」 糖尿病の半分以上は予防できる
2019年11月12日
日本高血圧学会が「台風19号により被害を受けられた皆さまへ」を公表
2019年08月08日
「新型たばこ」はやはり危険 WHOが報告書「規制の対象とするべき」
2019年08月07日
「治療と仕事の両立」は困難と6割超が回答 多様な働き方を選択できる社会へ

一無・二少・三多 ▶ 二少(少食・少酒)

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
がん患者の食事の悩みを解消するサイトを公開 料理教室と連携しレシピを作成 国立がん研究センター
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
インフルエンザシーズン到来にそなえて 感染前の最後の砦「のどバリア」を高める習慣とは
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
全国生活習慣病予防月間
大正製薬 コバラサポート
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート