一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

朝の光を浴びるだけのダイエット 体重管理に効果的

キーワード: 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 脂肪肝/NAFLD/NASH 「多動」身体を活発に動かす 「多休」休養をしっかりとる

 体重を減らすために、もっとも確実な方法は、朝早起きして日光を浴びながら、ウォーキングなどの運動をすることだ――スリムな体型になるには、朝日を浴びるのが効果的であるという研究を、米ノースウェスタン大学が発表した。
朝に日光を浴びれば体重は減る
 研究チームは、54人のボランティアを対象に行った実験で、朝に日光をよく浴びることが、肥満に大きく影響することが判明した。

 「朝に日光を浴びる時間が早い人ほど、体格指数(BMI)は低下し、光を浴びる時間が遅いと上昇する傾向がみられました。早起きして太陽の光を浴びることで、体重は減りやすくなります」と、ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部のキャサリン リード准教授(神経学)は説明する。

 7日間の実験期間中、実験の参加者(平均年齢30歳)らは、光の浴び方と睡眠サイクルを測定するために手首にセンサーが付けられ、食事の記録もとった。

 その結果、運動レベルやカロリー摂取量、年齢、睡眠時間、運動量などの要因を考慮しても、光を浴びる量とタイミングによりBMIが20%減少することが判明した。

 24時間周期のリズムを整えられるのは、体内に備わっている「体内時計」という機能による。体内時計は、およそ24時間の周期で「概日リズム」を刻んでいる。

 太陽の光は、体内時計を同期するための最も強力な因子であり、代謝やエネルギーのバランスも整えている。

 光を浴びる量とタイミングによって体重が変化する理由としては、(1)朝に光を浴びることで体内時計が正しく働くようになり、体の代謝が向上する、(2)食欲や代謝に影響するホルモンに作用し、過食を抑えられるようになる、と説明している。

朝日を浴びながら歩いて肥満に対策
 「肥満を防ぐために勧められるのは、午前8時から正午までの間に、屋外に出て明るい光を浴びることです」と、研究を主導したフィリス ジー氏(神経学)氏は説明する。

 研究によると、BMIに影響を及ぼすには、午前8時から正午までの20〜30分間、日光を浴びるだけでも効果的だという。

 体重との関係に有意性がみられたのは500ルクス以上の光だった。500ルクス以上の光を浴びる頻度が少ないと、BMIは1.28増えていた。

 屋内の蛍光灯による照明の明るさは、一般的には200〜250ルクス程度だ。屋外では曇っている日でも1,000ルクス以上になる。

 ほとんどの人は、1日の大半を屋内で生活しており、日光を浴びる時間が少ない。「肥満を予防するために、なるべく早朝の太陽光を浴びることをお勧めします」と、研究者はアドバイスしている。

 可能であれば、朝は屋外を徒歩で職場に通うのが良いという。晴れた日の戸外の光量は500ルクスをはるかに超える。昼食をとるときに屋外に出て体を動かす時間をつくり、窓のない環境であれば室内の照明を十分に確保することが大切だという。

Study Links Light Exposure to Weight(ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部 2014年4月3日)
Timing and Intensity of Light Correlate with Body Weight in Adults(PLOS ONE 2014年4月2日)

[Terahata]

関連トピック

疾患 ▶ 糖尿病

2021年01月28日
【健やか21】「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ 」の提言(⽇本産婦⼈科感染症学会・⽇本産科婦⼈科学会)
2021年01月15日
【新型コロナ】医療現場での感染リスクと予防効果を解明 医療者への感染を防ぐために 健診・保健指導にも応用
2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
日本人に「低炭水化物ダイエット」は効果がある? 肥満やメタボの食事療法としては勧められる?
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査

疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

2021年01月28日
【健やか21】「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ 」の提言(⽇本産婦⼈科感染症学会・⽇本産科婦⼈科学会)
2021年01月15日
【新型コロナ】医療現場での感染リスクと予防効果を解明 医療者への感染を防ぐために 健診・保健指導にも応用
2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
日本人に「低炭水化物ダイエット」は効果がある? 肥満やメタボの食事療法としては勧められる?
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査

一無・二少・三多 ▶ 「多動」身体を活発に動かす

2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
女性の7割が月経前に身体不調を経験 4人に1人は仕事や家事に支障が 「妊娠前(プレコンセプション)ケア」が必要 女性ビッグデータ調査
2020年12月18日
【新型コロナ】日本のワクチン開発はここまで進んでいる 日常での感染防止をしっかり続ける必要が
2020年12月14日
【新型コロナ】がん検診の受診者が減少 このままだと死亡リスクが上昇 コロナ下でも「がん検診は必要」
2020年12月14日
軽い運動を短時間しただけで記憶力を高められる 脳を標的とした運動プログラムの開発へ 筑波大

一無・二少・三多 ▶ 「多休」休養をしっかりとる

2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査
2021年01月15日
働く人がうつ病になると 「就労の継続への不安」「新型コロナは心身にストレス」 うつ病患者対象の全国調査
2020年12月18日
【新型コロナ】日本のワクチン開発はここまで進んでいる 日常での感染防止をしっかり続ける必要が
2020年12月14日
【新型コロナ】薬膳レシピで「コロナうつ」「コロナ疲れ」に克つ 食養生で心身の不調を解消 近畿大学

疾患 ▶ 脂肪肝/NAFLD/NASH

2020年10月26日
毎日の歩数が多いほど死亡リスクは低下 1日の歩数を1000歩増やすだけでも効果
2020年08月28日
日本人は肥満ではなくても脂肪肝になりやすい サルコペニア予備群の段階で対策を
2020年08月12日
ウォーキングなどの運動は「魔法の薬」 座ったままの時間を減らすだけでも効果 室内運動もお勧め
2020年08月12日
全国の1万人超の健康診断の受診状況や病気予防への取組みを調査 できない理由は「何をすればよいか分からない・お金がかかる・面倒」
2020年01月09日
7月12日は「人間ドックの日」 ロゴマークの募集を開始 日本人間ドック学会
スローガン川柳審査中
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート