一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

社会保障の意識調査 「高齢者の負担増はやむをえない」が3割

キーワード: 二少(少食・少酒) 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接)

 社会保障を維持するために高齢者の負担が増えるのは仕方がない――。3割の人がこう考えていることが、厚生労働省が発表した「高齢期における社会保障に関する意識等調査」で分かった。

 調査は6年に1度行っており、今回は2012年7月に20歳以上の世帯員1万1,614人から調査票を回収し、97%から有効回答を得た。

・ 高齢者の負担増は「やむをえない」
 少子高齢化が進行するなか、高齢者と現役世代の社会保障の負担水準については、「現役世代の負担の上昇を緩和するために、高齢者の負担が今より重くなることはやむをえない」という回答が30.4%、「現役世代が負担するべき」が27.0%を占めた。
 「高齢者の負担増はやむを得ない」と答えた人の割合は、前回(2006年)調査から7.8ポイント上がった。「現役世代が負担すべき」は27.0%で3.2ポイント下がった。

今後の社会保障の給付と負担の要望(年齢階級別)
・ 老後に対する考え方
 「老後生活」のイメージした場合、半数以上が年金受給生活をあげた。老後は何歳からかという問いに対しては、若い世代では60歳以上と答え、高年齢層からは75歳から、80歳以上という回答が多く得られた。

・ 半数が「健康問題」に不安を感じている。
 老後に不安に感じていることは、「健康の問題」がもっとも多く45.7%、次いで「生活費の問題」が35.1%だった。年齢階級別にみると、若い世代では「生活費の問題」の割合が多くなるのに対し、高年齢層では「健康の問題」の割合が多くなった。

・ 「70歳まで働きたい」は18%
 何歳まで働きたいかについては、「65歳まで」が27.3%、「60歳まで」が19.6%、「70歳まで」が17.6%、「生涯働き続けたい」は7.7%だった。年齢階級別にみると、年齢が高くなるにつれて、働きたいとする年齢が高くなった。

・ 生計を支える手段は「公的年金」
 老後の生計を支える手段として頼りにする収入源は、「公的年金」がもっとも多く59.5%、次いで「自分の就労による収入」が16.7%となった。しかしこの考え方も若い世代と高年齢層では分かれる。若い世代は「自分の就労による収入」「貯蓄または退職金の取り崩し」など、「公的年金」以外の割合が増えた。

・ 介護は「家族」と「ホームヘルパー」の両方から受けたい
 介護が必要となり、自宅で介護を受ける場合については、「ホームヘルパーなど外部の者の介護を中心とし、あわせて家族による介護を受けたい」が34.2%、「家族の介護を中心とし、ホームヘルパーなど外部の者も利用したい」が27.1%で、家族とホームヘルパーなどの両方からの介護を受けたいという人が6割を占めた。

・ 半数が「訪問サービスを増やしてほしい」
 今後10年間で増えて欲しいと思う介護施設は、「訪問介護・看護サービスを提供する事業所」がもっとも多く49.1%だった。住み慣れた自宅で介護を受けたいが、家族への負担が大きくなることを心配する人が多いことが伺える。
 次いで「通い、泊まり、訪問が一体的に提供される小規模多機能型居宅介護事業所」が36.5%、「自宅から通って利用するデイサービスを提供する事業所」が33.3%、「高齢者のためのサービス付きの住宅」が30.9%だった。

・ 4割が年金の充実を望んでいる
 充実させる必要があると考える社会保障は、「老後の所得保障(年金)」が41.0%、次いで「雇用の確保や失業対策」が39.4%、「高齢者医療や介護」が37.2%、「子供・子育て支援」が35.9%、「医療保険・医療供給体制」が35.6%となっており、いずれも4割前後に上った。

平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査(厚生労働省)
平成18年高齢期における社会保障に関する意識等調査(厚生労働省)

[Terahata]

関連トピック

一無・二少・三多 ▶ 「無煙」喫煙は万病の元

2021年01月15日
喫煙が「排尿症状」の悪化の要因に とくに若年男性でタバコの悪影響は深刻 世界初の大規模研究を実施
2021年01月15日
女性の7割が月経前に身体不調を経験 4人に1人は仕事や家事に支障が 「妊娠前(プレコンセプション)ケア」が必要 女性ビッグデータ調査
2020年12月18日
【新型コロナ】日本のワクチン開発はここまで進んでいる 日常での感染防止をしっかり続ける必要が
2020年12月14日
【新型コロナ】がん検診の受診者が減少 このままだと死亡リスクが上昇 コロナ下でも「がん検診は必要」
2020年11月06日
【2019年国民健康・栄養調査2】男性の38%、女性の41%が「睡眠時間が6時間未満」 喫煙率は10年間で最低を更新

一無・二少・三多 ▶ 二少(少食・少酒)

2021年01月15日
日本人に「低炭水化物ダイエット」は効果がある? 肥満やメタボの食事療法としては勧められる?
2021年01月15日
女性の7割が月経前に身体不調を経験 4人に1人は仕事や家事に支障が 「妊娠前(プレコンセプション)ケア」が必要 女性ビッグデータ調査
2021年01月15日
働く人がうつ病になると 「就労の継続への不安」「新型コロナは心身にストレス」 うつ病患者対象の全国調査
2020年12月18日
【新型コロナ】日本のワクチン開発はここまで進んでいる 日常での感染防止をしっかり続ける必要が
2020年12月14日
【新型コロナ】がん検診の受診者が減少 このままだと死亡リスクが上昇 コロナ下でも「がん検診は必要」

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2021年01月15日
【新型コロナ】医療現場での感染リスクと予防効果を解明 医療者への感染を防ぐために 健診・保健指導にも応用
2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査
2021年01月15日
女性の7割が月経前に身体不調を経験 4人に1人は仕事や家事に支障が 「妊娠前(プレコンセプション)ケア」が必要 女性ビッグデータ調査
2021年01月15日
働く人がうつ病になると 「就労の継続への不安」「新型コロナは心身にストレス」 うつ病患者対象の全国調査
スローガン川柳審査中
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート