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子どもの半数が「寝る直前までスマホ」 睡眠や生活習慣の乱れに影響

キーワード: 三多(多動・多休・多接)

 文部科学省がはじめて行った子どもの睡眠と生活習慣に関する調査で、寝る直前までスマートフォンやパソコンなどをよく使う子供が全体の52%に上り、そうした子どもほど授業中の眠気を感じている傾向があることが分かった。
小学校5年〜高校3年の子どもの睡眠状況などを調査
 調査は昨年11月実施し、小学校5年〜高校3年までの学年ごとに100校を全国から抽出、2万3,139票の有効回収を得た。

 調査の結果、深夜0時以降に就寝している中学生は22%、高校生は47%となり、学年が上がるにつれて睡眠不足を感じる子どもの割合が増えることが分かった。就寝時刻が遅くなると就床時刻も遅れ、睡眠時間が少なくなり、高校生では3人に1人が睡眠不足を感じているという結果になった。

 朝食摂取率は学年が上がるにつれて下がり、高校生で毎日朝食をとっているのはおよそ5人中4人となった。

情報機器が生活習慣の乱れに影響している可能性
 スマートフォンなどの情報機器を1日2時間以上使う割合は全体の22%で、高1〜高3では3割を占めることが判明した。

 寝る直前までスマホなどの情報機器にふれることが「よくある」と答えたのは52%、「ときどきある」が23%だった。特に高校では全学年で「よくある」が6割を超え、高2では68%に上った。

 スマートフォンなどで通話やメールなどをしない小学生の半数以上が午後10時までに寝ているのに対し、スマートフォンを2時間以上使っている小学生で同じ時間帯に寝ているのはおよそ2割にとどまり、使っている時間が長いほど寝る時間が遅くなる傾向があることも判明した。

 さらに、就寝時刻が遅い子どもほど、「自分のことが好き」と回答する割合が低く、「なんでもないのにイライラすることがある」との回答する割合が高くなった。

 現代社会が24時間化するとともに生活は夜型化し、睡眠時間は減少する傾向にある。こうした社会的環境の変化は、子どもの生活にも影響を与えている。

 日本小児保健協会の調査でも、「夜10時以降に就寝する子ども」の割合は、1歳6ヵ月・2歳・3歳で半数を超えており、子どもの生活時間の夜型化の実態が明らかになっている。夜型化した子どもは10〜20年前に比べて、明らかに増加している。

 「子どもの生活時間の夜型化や睡眠時間の減少は、成長の遅れ・注意や集中力の低下・眠気・易疲労感などをもたらす。子どもの場合、眠気を意識することができずに、イライラ・多動・衝動行為などとしてみられることも少なくない。また睡眠不足は将来の肥満の危険因子になることも示されている」と、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の三島和夫氏は説明している。

 文科省は調査結果をもとに、教師や子供向けの睡眠改善に向けた手引書を作成し、ホームページで公開を開始した。

睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査の結果(文部科学省)

(Terahata)

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