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1日2時間は立って仕事をしよう 座位時間が長いと健康リスクに

キーワード: 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 脂肪肝/NAFLD/NASH 三多(多動・多休・多接)

 仕事中に座ったまま過ごす時間が長い人は、意識的に立って過ごす時間をつくり、立位時間を1日に2時間に増やすべきだとする勧告が英国で発表された。
日中の活動時間の60%を座ったまま過ごしている
 この研究は、英国公衆衛生局(Public Health England)の研究グループが発表したもので、座位時間を減らすことが、2型糖尿病やがんのリスク低減につながると強調している。

 「座ったまま過ごす時間が長いと、健康を損なうリスクになることを意識するべきです」と、ロンドン大学のチェスター レスター氏らは強調している。

 研究グループによると、人々が座ったまま過ごす時間の平均は、睡眠を除く日中の活動時間の60%に相当する9時間だという。

 内勤で事務作業をしている人にとっては、業務時間の65~75%を座ったまま過ごしており、うち50%を超える時間は座業中心の時間が持続するような作業で占められる。

 座位時間が長いと、肩こりや背中の痛み、首の痛みの原因になるだけでなく、運動不足が促され、肥満や2型糖尿病、がんなどの深刻な病気の発症が増えるおれそがあると、研究グループは指摘している。

 こうした病気を予防するために必要なことは、単純に立ち上がって身体活動をすることだという。勤務時間の2時間以上を立位で過ごすと効果的だ。

長時間座ったまま過ごすことが健康に悪影響をもたらす
 この勧告は、立位時間が長いと健康リスクになることを示した過去の研究を評価・分析し、国際的な専門家集団のもとで検討されたもので、医学誌「英国スポーツ医学雑誌」に発表された。

 スタンドデスクを入れるなどして、立ったまま仕事ができるようにワークステーションのデザインを変え、休憩時間にウォーキングをして過ごすなど、オフィスの環境を整える必要があると、研究グループは指摘している。

 研究グループは次の点をアドバイスしている――

・ 長時間座ったまま過ごすことが健康に悪影響をもたらすことを意識する。立ち上がってウォーキングなどの運動をする必要性についての認知を拡げる。

・ 長時間の座位が中心の仕事に従事している労働者は、定期的に休憩をとり、ウォーキングなどの運動をするよう奨励する。

・ 座位時間の長い人は、勤務中に立位で過ごす時間を2時間以上設け、軽いウォーキングなどの運動を挟む。デスクベースで仕事をしている人ほど、立位時間を定期的に設けることが必要となる。

・ 可能であれば、立位時間を4時間まで延ばす。オフィス環境を見直して、立位で仕事をできるように変更する。

・ 快適で機能的な労働環境が座位中心であるという、オフィスのデザインに関する現在の動向を見直す必要がある。スタンドデスクを導入しやすくするなど、オフィス環境を変えることが勧められる。

・ 喫煙や飲酒を減らしたり、栄養バランスの良い食事、ストレスの低減など、健康増進につながる生活スタイルを奨励すると同時に、職場や家庭で、じっと座ったまま過ごす時間が長いと潜在的なリスクがもたらされることを広く認知させる。

Get up and stand up for at least 2 hours daily during working hours(British Journal of Sports Medicine 2015年6月2日)
The sedentary office: a growing case for change towards better health and productivity. Expert statement commissioned by Public Health England and the Active Working Community Interest Company(British Journal of Sports Medicine 2015年6月1日)

(Terahata)

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