一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

「機能性表示食品」を8割が認知 女性「疲労回復」「免疫強化」に関心

キーワード: 三多(多動・多休・多接) セルフケア 健康食品

 電通の機能性表示制度専門チームはこのほど、20~60代の全国の男女1,000人を対象に実施した「機能性表示食品に関する消費者意識調査 2015」の結果を発表した。消費者の「機能性表示制度」に対する認知度は高いが、安全性や効果についての評価は低い傾向があることが分かった。
8割近くが機能性表示食品を認知している
機能性表示食品
 「機能性表示食品」制度がスタートしてから約半年が経過し、すでに116品の届出情報が公開されている。最初の商品が承認されてから22年が経過した特定保健用食品(トクホ)が、2015年2月時点で1,144品目承認され、6,135億円の市場規模となっているのに比べても、新たな市場が急速に形成されていることが示されている。

 また、注目されていた「生鮮食品」での機能性表示の届出も「三ヶ日みかん」に次いで「大豆イソフラボン子大豆もやし」が受理され、徐々に広がりをみせつつある。

 機能別にみると、内臓脂肪対策をうたうものが数多く出ている一方で、従来の食品では訴求ができなかった「睡眠の質の向上」「目のピント調節機能」「精神的ストレスの緩和」などをうたうものが受理され、より幅広い健康増進ニーズをカバーするものになっている。

機能性表示食品
 調査では「機能性表示食品制度をどの程度知っているか」と聞いたところ、「知っている」(8.1%)、「ある程度知っている」(29.5%)、「名称を聞いたことがある程度」(41.5%)となり、合計の認知は79.1%となった。制度が導入されて半年で認知率が8割近くまで上昇していることが示された。

 全体の40.0%が制度や表示のある商品への興味・関心をもっている一方で、実際に試したことがあるという人は全体の7.3%にとどまった。同チームは、特定保健用食品(トクホ)がマークのみを含めると100%に近い認知を得ていることと比較し、「興味はあるが実際の購入はまだこれから、という人が多く、今後のユーザーが拡大すると予測される」とコメントしている。

 また、機能性表示食品を摂取している人のうち、トクホ表示のある商品を飲んだり食べたりしている人の割合は65%を超えることが分かった。「もともとトクホを摂っている人が、機能性表示食品についても試していることがうかがえる」と分析している。

機能性表示食品
トクホに比べると安全性や効果の評価は低い
 制度の内容を改めて説明した上で、機能性表示食品とトクホの印象を比較したところ、「安全性が高そう」(機能性表示食品 13.4%、トクホ 27.3%)、「効果が高そう」(同13.6%、同31.5%)、「信頼できそう」(同14.2%、同33.0%)といった項目で差が出て、機能性表示食品の評価が低くことが分かった。トクホに比べると、機能性表示食品は国の承認ではないという点での安全性評価や信頼感は低いことから、「制度の正しい理解や安心感の訴求が課題だ」と指摘した。

 続いて、健康に良いとされる食品に支出できる金額を調べたところ、現在「何らかの健康機能がある食品を摂取している層」は月平均4,671円、「健康に良いとされる食品を摂取していない層」でも月平均1,567円の支出をしてもよいと回答。全体の平均は3,210円となり、商品に対する効果や信頼感が高まれば、市場の拡大が予想されるという。

 機能性表示制度を知ったきっかけは「テレビ番組」(50.1%)がもっとも高く、次いで「店頭で見た商品」(31.0%)、「新聞記事」(23.6%)となっており、制度のスタート前後にさまざまな健康番組やニュースで取り上げられたことが認知拡大に影響を及ぼしている。

「内臓脂肪や体脂肪を減らしたい」という期待が多い
 健康機能のある食品で得られる効能効果で関心が高いものは、男性は「内臓脂肪を減らす」(62.8%)、「体脂肪を減らす」(59.4%)、「疲労を軽減する」(59.0%)、女性は「疲労を軽減する」(72.2%)、「免疫機能をサポート」(69.2%)、「強い骨を維持」(67.6%)が上位となった。市場では内臓脂肪や体脂肪領域の機能性表示食品が活況を呈しており、男性でのニーズが高まっている。一方、女性では、これまでトクホではうたわれてこなかった「疲労回復」や「免疫」などの健康機能に関心が集まっている。

電通

[Terahata]

関連トピック

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2021年01月15日
【新型コロナ】医療現場での感染リスクと予防効果を解明 医療者への感染を防ぐために 健診・保健指導にも応用
2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査
2021年01月15日
女性の7割が月経前に身体不調を経験 4人に1人は仕事や家事に支障が 「妊娠前(プレコンセプション)ケア」が必要 女性ビッグデータ調査
2021年01月15日
働く人がうつ病になると 「就労の継続への不安」「新型コロナは心身にストレス」 うつ病患者対象の全国調査

テーマ ▶ 健康食品

2020年11月25日
スローカロリー研究会Webセミナー「ロードレースとスローカロリー ギネス世界記録への挑戦 」を公開中!
2020年10月26日
「ブルーベリー」のポリフェノールに免疫を調節する作用 炎症性腸疾患の予防や治療につながる可能性
2020年08月28日
【新型コロナ】ポビドンヨードを含むうがい薬がコロナに効く? 薬局などで売り切れが続出
2019年06月28日
【PR】
尿酸値が気になる人へ!
尿酸値の上昇を抑える「PA-3乳酸菌」活用のススメ
2019年03月26日
【レポート】スローカロリー研究会 第5回年次講演会 ゆっくり吸収されるカロリーを具体的に活用

テーマ ▶ セルフケア

2020年10月30日
【健やか21】4人に1人は食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」
2019年09月12日
認知症患者を介護する家族は睡眠不足になりやすい 睡眠は保健指導で改善できる
2019年08月23日
「ワークライフバランス」の改善の効果 生活満足度は女性より男性で改善 34ヵ国を比較
2019年07月31日
「口から食べる」ことが健康維持に役立つ よく噛むとホルモン分泌が増える
2019年06月24日
座ったままの生活で死亡リスクは上昇 「1日30分、体を動かそう」
全国生活習慣病予防月間
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート