一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
最近の関連情報・ニュース

「メタボ人口を25%減」「糖尿病人口を1000万人に抑制」など数値目標

キーワード: 高血圧 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム がん 健診・保健指導 生活習慣病の医療費

 内閣府の経済財政諮問会議の専門委員会は、経済・財政改革の工程表の原案「経済・財政再生アクション・プログラム」(仮称)を示した。「糖尿病有病者を2022年度までに1000万人に抑制する」「メタボリックシンドローム該当者を2020年までに2008年度比で25%減らす」など、約180の数値目標を設定した。
生活習慣病の発症や重症化の予防に重点
 内閣府は、医療を含む社会保障などの歳出改革の取組促進の仕組み構築や、改革を客観視するための目標値(KPI)を評価する「経済・財政一体改革推進委員会」を経済財政諮問会議の下に設置し、第4回会議を12月1日に開催した。

 専門委員会では、政府が目指す医療などの社会保障を含む「公的サービスの産業化」「公共サービスのイノベーション」の取組促進に向けた仕組みを促す工程表を作成し、2020年度のプライマリーバランス黒字化に向けた2018年度の中間評価も実施する。

 委員は、専門委員10人と有識者4人から成り、会長にはサントリーホールディングスの新浪剛史氏が就いている。経済財政諮問会議の民間議員のほか、医療界からは産業医科大学医学部教授の松田晋哉氏が入っている。

 原案では、改革の焦点となる社会保障分野で、経済再生と財政健全化および制度の持続可能性確保の実現を目指した改革を行うとした。

 歳出の3割超を占める社会保障分野を重要視し、医療費を抑えるため2型糖尿病などの生活習慣病の発症や重症化の予防に重点を置いている。

社会保障の歳出や政策効果を"見える化"
 新浪会長は記者会見で「経済再生と財政健全化を両立するために、歳出や政策効果を自治体や保険者といった単位で比較・分析し"見える化"を徹底し、政策効果が高い歳出に重点化する"ワイズ・スペンディング"(賢い支出)を推進する必要がある」と述べた。

 そのために、医療・介護提供体制の適正化、生活習慣病の予防・介護予防、公的サービスの産業化の促進、負担能力に応じた公平な負担、給付の適正化、薬価・調剤などの診療報酬にかかる改革および後発医薬品の使用促進を含む医薬品にかかる改革に取り組むとした。

 12月下旬の諮問会議で正式に決め、各省庁で財政健全化に向けた取り組みを進める。主な具体的な数値目標は以下の通り――

▽地域医療構想の2025年における医療機能別(高度急性期、 急性期、回復期、慢性期)の必要病床数を都道府県ごとに定める。

▽大病院の受診者のうち紹介状なしで受診した者の割合を、500床以上の病院で60%以下にする。

▽2022年度までに糖尿病有病者を1000万人に抑制する。

▽2020年までにメタボリックシンドローム該当者を2008年度比で25%減らす。

▽2022年度までに高血圧患者の収縮期血圧の平均値を、男性で134mmHgに、女性で129mmHgにそれぞれ低下させる。

▽2017年度の特定健診の受診率を70%以上に、2020年までに40~74歳の特定健診を含む健診受診率を80%以上に引き上げる。

▽後発医薬品の使用割合を2017年に70%に、2018年度から2020年度末までのなるべく早い時期に80%以上に引上げる。

▽2016年度までにがん検診の受診率50%(胃がん、肺がん、大腸がんは当面40%)に引き上げる。

▽軽度介護者に対する生活援助などの介護保険給付率を引き下げる。軽度介護者に対する通所介護などを自治体が予算の範囲内で行う仕組みへ移行する。

▽薬価や調剤報酬を含めた単価の適正化、医療従事者の待遇の適正化、介護報酬単価の適正化などを推進する。

▽高齢者を優遇した高額療養費制度を見直し、後期高齢者の窓口負担の引き上げる。

▽マイナンバーを活用して、既存の医療情報の各種データベースを連結・相互利用できるようにし、経済・財政の効率化をはかる。

▽現役被用者の報酬水準に応じた公平な保険料負担を実現する。介護の自己負担上限見直しや2割負担の対象者拡大も視野に入れる。

内閣府経済財政諮問会議経済・財政一体改革推進委員会

(Terahata)

関連トピック

疾患 ▶ がん

2019年12月02日
がん患者の食事の悩みを解消するサイトを公開 料理教室と連携しレシピを作成 国立がん研究センター
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月12日
AYA(思春期・若年成人)世代の女性の子宮頚がんや乳がんが増えている
2019年11月06日
「がんサバイバーのための運動ガイドライン」を発表 運動はがん患者の不安や苦痛を軽減する
2019年10月17日
体重を3%減らすだけで肥満症を改善 肥満解消のための実践的取組み 【日本肥満症予防協会セミナー・レポート】

疾患 ▶ 糖尿病

2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月28日
「10月8日は、糖をはかる日2019」講演会レポート & 血糖値アップダウン写真コンテスト優秀作品公開
2019年11月22日
妊娠中の長時間労働や夜勤が健康リスクに 全国の約10万人の女性を調査 エコチル調査
2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法

疾患 ▶ 高血圧

2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法
2019年11月22日
保健指導で「食べる順番」に重点をおいた食事指導をすると減量効果が大きい
2019年11月22日
肥満・メタボの増加の原因は小児・若年期にある ユニセフ「世界子供白書2019」
2019年11月12日
魚を中心とした日本食は健康食 魚油のサプリメントについては賛否あり
2019年11月12日
日本高血圧学会が「台風19号により被害を受けられた皆さまへ」を公表

疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

2019年12月02日
肥満やメタボに対策し「フレイル」を予防 心身の活力低下を防ぐ3つの条件とは
2019年12月02日
認知症の原因は酸化ストレス 新開発の抗酸化サプリメントで認知症を予防 臨床試験で実証
2019年12月02日
女性が妊娠中に味噌汁を飲むと子供の睡眠不足が減る 親の腸内細菌叢は子供に受け継がれる
2019年11月22日
腸内細菌が内臓脂肪に影響 内臓脂肪の少ない人に多い菌が判明 健診のビッグデータを分析
2019年11月22日
ナッツが肥満や糖尿病のリスクを低下 ジャンクフードをナッツに置き換える食事法

テーマ ▶ 健診・保健指導

2019年01月09日
大人のがん教育を始めよう がん患者の就労問題に取り組む企業を支援 がん対策推進企業アクション
2018年12月25日
【保健師対象イベント】参加募集中! 第8回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス「健康経営の視点での産業保健活動」
2018年11月25日
【保健師対象イベント】第7回 産業保健プロフェッショナルカンファレンス テーマ「職場巡視〜ありのままの現場を見られる産業保健師になる〜」
2018年11月14日
"防ごう、備えよう!低血糖―低血糖時のアクションプラン"公開 糖をはかる日
2018年10月19日
【健やか21】平成30年度「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」(参加申し込み受付中)

テーマ ▶ 生活習慣病の医療費

2018年06月22日
「老年医学推進5ヵ年計画」を学会が発表 人生100年時代の高齢者医療
2017年04月19日
ウォーキングに着目した都市計画 1500歩増やすと医療費が3.5万円減少
2016年02月23日
特定保健指導が医療費適正化に効果 「リスクあり」では医療費が2倍に
2016年02月05日
母乳育児が世界を変える 母乳に36兆円の経済効果 82万人の命救う
2015年12月14日
【国民健康・栄養調査】 所得が低い人ほど健診を受けず不健康
全国生活習慣病予防月間
大正製薬 コバラサポート
尿酸値PR
新着ニュース
毎年2月は、全国生活習慣病予防月間
Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
乳がん治療と乳房再建の情報ファイル
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
大人の健康生活ガイド 30代以上の中高年者に関する健康情報を提供
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート
病気別BEST100サイト 知りたい病気の最新情報がすぐにわかる、病気サイトの百科事典