一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

「炎天下で歩道を60分歩く」と子供は熱中症に 環境でリスクを評価

キーワード: セルフケア

 名古屋工業大学、東北大学と日本気象協会の共同研究グループが、熱中症リスクを計算する技術に気象予報データなどを組み込み、「アスファルトの歩道」「運動場」といった現実的な環境で熱中症になるリスクがどの程度かを予測するシステムを開発したと発表した。
日本気象協会など、気象データ連動のリスク評価システム開発
 研究グループが開発したシステムによると、幼児が気温34度の日にアスファルトの道を歩くと60分で熱中症になるリスクがあるという。3歳児の子供は22歳の大人に比べ、体温の上昇が2倍となり、発汗量も多く、初期の脱水症状になるリスクが高いことが判明した。

 研究グループは、東北大学のスーパーコンピューターと日本気象協会の気象予測データを利用して3時間後の熱中症リスクを評価するシステムを開発。また、システムバイオロジーあるいは気象データの効率的な読み込みなどの高速化、最適化を実施した。

 今回、アスファルト道路や運動場などの屋外環境の気温と湿度データをもとに算出した推定値をもとに、成人男性や幼児の特定の環境下での熱中症リスクを評価できる新たなシステムを開発した。

 このシステムを応用して真夏にアスファルトの歩道を60分歩いた場合の熱中症リスクを見積もったところ、気温34度の場合、3歳児の子供は体温の上昇は1.12度で、22歳の大人の2倍だった。

 総発汗量も、成人男子が0.34%だったのに対し、幼児は2.3%で、初期の脱水症状になるリスクが高いことが分かった。

 「アスファルト舗装された道は草場や土の地面に比べて熱をため込みやすく、照り返しも強く、地面に近づくほど温度が高くなるため、身長の低い幼児と成人ではリスクに大きな差がついた」と、研究グループは説明している。

 研究グループは「特にリスクが高い高齢者や子供などの感覚を把握でき、周囲の気配りを促すことに利用できると期待される。場面に応じた熱中症の予防に同システムを役立ててほしい」と述べている。
熱中症ゼロへ(日本気象協会)
[Terahata]

関連トピック

テーマ ▶ セルフケア

2020年10月30日
【健やか21】4人に1人は食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」
2019年09月12日
認知症患者を介護する家族は睡眠不足になりやすい 睡眠は保健指導で改善できる
2019年08月23日
「ワークライフバランス」の改善の効果 生活満足度は女性より男性で改善 34ヵ国を比較
2019年07月31日
「口から食べる」ことが健康維持に役立つ よく噛むとホルモン分泌が増える
2019年06月24日
座ったままの生活で死亡リスクは上昇 「1日30分、体を動かそう」
全国生活習慣病予防月間
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート