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【新型コロナ】子供の7割にストレス反応 成育医療研究センターが調査

キーワード: 一無・二少・三多 ストレス関連疾患/適応障害 三多(多動・多休・多接) 「多動」身体を活発に動かす 「多休」休養をしっかりとる 「多接」多様なつながり 食生活 身体活動・運動不足 疲労(休養不足)

「コロナ×こどもアンケート」第2回調査(6月〜7月実施)の全体報告
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、子供の生活も大きく変化した。子供の7割がCOVID-19に対して何らかのストレス反応を示していることが、国立成育医療研究センターのアンケート調査で明らかになった。
 子供の32%は「もし自分や家族がコロナになったら、そのことは秘密にしたい」と考えており、40%は「コロナになった人とは、コロナが治っても、あまり一緒には遊びたくない人が多いだろう(付き合うのをためらう人が多いだろう)」と答えた。
子供でもコロナのスティグマの問題は避けて通れない
出典:国立成育医療研究センター、2020年

 子供の32%は「もし自分や家族がコロナになったら、そのことは秘密にしたい」と答え、40%は「コロナになった人とは、コロナが治っても、あまり一緒には遊びたくない人が多いだろう(付き合うのをためらう人が多いだろう)」と答えた。

 これは、COVID-19の拡大が終息していない中での学校や社会生活の再開にともない、「子供たちの誰もがスティグマの問題を避けて通れないことを意味している」と考えられるという。

 「スティグマ」は、差別・偏見の対象となるような良くない印を、個人に対して他者や社会が押し付けること。

 また、「コロナのことを考えると嫌になる」「最近集中できない」といった、何らかのストレス反応を示す子供は72%に上り、4月〜5月に行った第1回調査の75%から改善がみられないことが分かった。

 さらに、心に何らかの負担を感じている保護者は63%(第1回調査では62%)となり、こちらも第1回調査から大きな改善はみられなかった。
学校再開後の子供のコロナ禍におけるいじめなどに着目
 これは、国立成育医療研究センターの社会医学研究部・こころの診療部を中心としたグループ「コロナ×こども本部」が6月〜7月に実施した「コロナ×こどもアンケート」第2回調査の報告で明らかになったもの。

 調査は、COVID-19)の流行期において、「子供たちは今どのような状況に置かれているのか」「大人たちは子供たちのために何ができるのか」を明らかにし、現場に届けるとともに、社会に問いかけることを目的としている。子供たちと保護者のストレスや不安、生活環境の変化、それにともなう心身の健康状態の現状を調査している。

 第2回調査は、とくに学校再開後の子供のコロナ禍におけるいじめなどにも着目して質問が構成され、全国の子供や保護者を合わせて6,772人(子供981人、保護者5,791人)が協力した。学校や保育園再開後の子供たちの様子や、新型コロナウイルスに関する意識(スティグマ)などに着目している。

 なお、第2回調査の実施期間である2020年6月〜7月は、休校・休園していた多くの学校や幼稚園・保育園が再開されて間もない時期であり、主に都市部では再度感染者数が徐々に増えはじめた時期でもある。
子供の自殺は8月下旬〜9月上旬に多い 今年はとくに注意を
 今回の第2回調査は、COVID-19の拡大が比較的落ち着いていた時期に実施されたが、子供たちは新しい生活の中で大きな影響を受けていたことが分かった。COVID-19はふたたび全国で猛威を奮っており、この状況が長期化した場合、子供たちへの影響が心配される。

 コロナに関するスティグマが子供たちの間にも少なからずあることも明らかになった。「例年8月下旬〜9月上旬に子供の自殺が多く、夏休み明けを迎える子供の心への負担が指摘されており、今年はとくに注意を払う必要があります」と、研究グループは述べている。

 第3回調査は、9月1日より開始する予定。「今後も各調査結果や社会情勢などをふまえて、繰り返し調査を実施していく予定であり、また、重大な調査結果は速やかに公開し、現場での子供たちへのケアや施策提言に活かされるように努めます」とコメントしている。

 なお、第2回調査の報告書全文は、国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」のページで公開されている。

コロナ×こども本部( 国立成育医療研究センター)
[Terahata]

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