2012年04月16日
くるみが心疾患を防ぐ メタボリックシンドロームに対策
カテゴリー: メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態を指す。食べすぎや運動不足など、不健康な生活習慣の積み重ねが原因となって起こると言われている。それぞれの危険因子が組み合わさると、心疾患など命にかかわる病気を招く危険性にもつながるので、注意が必要だ。
メタボリックシンドローム対策に何を食べればいいか
食べ過ぎや欠食などの乱れた食生活は、内臓脂肪をためる原因になる。これを防ぐためには、食生活の改善が欠かせない。バランスのとれた適切な量の食事を心がけるとともに、食事をする時間や食べ方などにも注意し、1日3食規則正しく食べることが基本である。
昔から長寿の人が多いことで知られる地中海沿岸地域の食生活を研究し考案された「地中海食」も、メタボ対策に有用な食事として注目されている。イタリア、ポルトガル、スペイン、ギリシャなど、地中海食を日常的にとっている地域では心疾患の発症が少なかったという研究は有名だ。
地中海食は、オリーブオイルをベースとして、旬の野菜や魚介類をふんだんに使うのが地中海食の特徴だ。食材の新鮮さを大切にし、素材はできるだけまるごと使い、野菜と果物を中心として、それに豆類、魚、くるみなどのナッツ類を必ず加える。
(TERA)