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      <title>日本生活習慣病予防協会-おいしく元気に生活習慣病講座</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>50.読者からの質問に答えて</title>
         <description><![CDATA[　生活習慣病予防を考えてきたこのコーナーも最終回。最後に読者からの質問をまとめて、日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長に答えていただきました。

<div class="midashi">肥満と動脈硬化が多くの生活習慣病に関係しているのはなぜですか</div>

　「肥満は生活習慣病やさまざまな病気の根源です。中でも、おなかの中に脂肪が蓄積してくる、おなかポッコリの“内臓脂肪型肥満”が問題です。内臓脂肪型肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧を起こしやすく、動脈硬化の進展に強く関連します。動脈硬化は自覚症状が乏しく、ある日突然に心筋梗塞や脳卒中に見舞われる恐れがあります。このため、肥満、特に内臓脂肪型肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧は『死の四重奏』と呼ばれているので、まずはＢＭＩ体格指数＝体重（kg）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）が22±２の範囲を維持するように心掛けてください」

<div class="midashi">生活習慣病対策は、いつごろから始めたらよいのでしょうか</div>

　「子供のころからの生活習慣が大切です。特に食生活は親の影響が強いので、親の不適切な食生活が子供にも引き継がれてしまいます。しかもその悪習慣は成人しても続くので、早く断ち切る必要があります。そして、過食、喫煙、大量飲酒、運動不足に心当たりのある人は、いくつになっても遅すぎることはないので改善してください」

<div class="midashi">予防のための食生活のポイントは何ですか</div>

　「主食の穀類は分つき米、はい芽米、全粒粉など色のついたものがよいでしょう。肉、魚、大豆製品をバランスよくとり、脂肪と塩分のとり過ぎに気をつけてください。野菜、海藻、きのこ類はたっぷりとり、果物と乳製品を欠かさないように。好きな物ばかりに偏らずに種類を多く食べることも大切。でも、食べ過ぎには注意しましょう」

<div class="midashi">最後に、健康を守る秘訣はありますか</div>

　「21世紀は“セルフメディケーション”の時代。つまり、自分の健康は、自分でチェックし、自分で守っていこうということです。そのためには毎日のセルフチェックが大切。体重、体脂肪、内臓脂肪、血糖・尿糖、血圧、歩数計による運動量などを測定しましょう。また、何をどれだけ食べたか、という食事記録をつけることもよいですね。これらを実践することで、日頃の生活習慣を見直し、生活習慣病の予防と健康の維持、増進を図ってください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/03/post_13.php</link>
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         <category>50読者からの質問に答えて</category>
         <pubDate>Tue, 30 Mar 2004 12:31:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>49.生活習慣のポイント</title>
         <description><![CDATA[　尿酸値を下げるには、「プリン体の多い食品を控え、野菜や海藻で尿をアルカリ性にすることが重要」と前回紹介しました。そのほかの生活習慣のポイントについて、東京慈恵会医科大学の細谷龍男教授に聞きました。

<div class="midashi">尿酸値を下げるためには、ほかに何に気を付けたらよいのですか</div>

　「水分をとるようにしてください。尿量が少ないとその分、尿酸の濃度が高くなるので石になりやすいのです。逆に尿量が多ければ、濃度が低くなるし、尿が出ていると小さな結晶を流してくれます。健康な人の一般的な尿量は１日１〜1.2ｌですが、２ｌ以上になるよう心掛けてください。つまり、水分をいつもの倍の量とるようにするとよいでしょうね」

<div class="midashi">よくビールがよくないと聞きますが…</div>

　「アルコールは核酸の分解を速めて尿酸をたくさん作り出すと同時に、尿酸の排泄を悪くします。これはアルコール飲料全般にいえることで、種類は問いません。ただ、ビールが悪いといわれるのは、アルコールの悪影響があるうえ、プリン体が多く含まれているからなのです」

<div class="midashi">運動はどうですか</div>

　「ウォーキング、軽いジョギングなどの有酸素運動がよいでしょう。逆に、短距離走、ジムトレーニング、重量挙げなどのように、瞬発力を必要としたり、短い時間に筋肉を激しく使ったり、息を止めてするような、無酸素運動は尿酸を作りやすくします。また、汗をかくと尿量が減って酸性に傾き、尿酸が溶けにくくなります。尿をアルカリ性にするスポーツドリンクなどを飲みながら運動するとよいでしょう。また、サウナで汗をかいた後、プリン体の多いビールを飲むのは、尿酸値を上げてしまうのでお勧めできません」

<div class="midashi">それ以外に注意することはありますか</div>

　「肥満です。尿酸が多く作られるうえ、排泄も悪くなるので、体重が増えれば増えるほど、尿酸値が上がります。ただ肥満の人でも、食事療法で減量すると、薬を使わなくても尿酸値が下がることがわかっています。また、ストレスがかかると尿酸値が上がるという説もあります。理由ははっきりしていませんが、大切な仕事の直前に足がはれたり、ストレスがかかると痛風関節炎を起こすことがよくあります。以上のポイントに気をつけて、上手に尿酸値をコントロールしてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/03/post_12.php</link>
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         <category>49生活習慣のポイント</category>
         <pubDate>Tue, 23 Mar 2004 12:28:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>48.食生活のポイント</title>
         <description><![CDATA[　高尿酸血症の予防は、痛風だけでなく動脈硬化を防ぎます。そのためには「食生活が重要」と、日本痛風・代謝学会は「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」にまとめています。作成委員長の東京慈恵会医科大学細谷龍男教授にポイントを聞きました。

<div class="midashi">食生活では何に気をつけたらよいのですか</div>

　「プリン体は食事よりも体内で作られる方が多いので、何を食べても影響はないと思っている人がいます。が、高尿酸血症の人たちは、プリン体の多い食品をよく食べる傾向があります。まずは、これらの食品を控えてください。以前は厳格にプリン体を制限していましたが、プリン体は多くの食品に含まれるので、制限すると食べる物が少なくなって栄養のバランスが崩れたり、途中で止めてしまって逆に悪化したりすることもありました。ですから今は、できるだけ長く、プリン体の多い食品を控えてください、と指導しています」

<div class="midashi">プリン体の多い食品とは？</div>

　「レバー、白子、あん肝、カツオ、イワシ、エビ、魚の干物などです。またプリン体は“うまみ”の素で水溶性。煮干し、削り節、干しシイタケ、とんこつなどの煮汁やスープにも多いので、とり過ぎないようにしましょう」

<div class="midashi">逆に少ない食品は？</div>

　「豚、牛ロース肉、ウインナー、ベーコン、ウナギなど。ほとんど含まれないのは、鶏卵、牛乳、豆腐、コンビーフ、焼ちくわ、さつま揚げ、キャベツ、ニンジンなどです。これらを上手に利用するとよいのですが、たくさん食べては意味がありませんから注意してください」

<div class="midashi">ほかにもポイントはありますか</div>

　「尿をアルカリ性にすることが大切です。尿酸はもともと溶けにくい物質ですが、尿が酸性に傾くとさらに溶けにくくなり、アルカリ性ではある程度解けやすくなります。しかも、尿は血液と違って、いろいろな老廃物が捨てられるので、食べる物によって酸性にもアルカリ性にもなります。実際、高尿酸血症や痛風の人は、肉類や魚介類、アルコールを好むので、酸性に名傾向があります。ですから、野菜や果物、海藻など、尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的にとること。そして、尿酸を少しでも溶かして、高尿酸血症や腎障害、尿路結石にならないように心掛けてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/03/post_11.php</link>
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         <category>48食生活のポイント</category>
         <pubDate>Tue, 16 Mar 2004 12:24:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>47.動脈硬化との関係</title>
         <description><![CDATA[　“痛風予備軍”の高尿酸血症は数百万人。尿酸値が高いと、痛風になるだけでなく、動脈硬化の危険因子にもなります。予防の重要性について、東京慈恵会医科大学の細谷龍男教授に聞きました。

<div class="midashi">まず、尿酸値と痛風との関係を教えてください</div>

　「尿酸値が高いまま５〜10年も放っておくと、痛風になります。尿酸はもともと溶けにくい物質なので、体内に尿酸が増え過ぎて溶けきらなくなると、いろいろな所に沈着します。最も多いのが足の親指の関節で、ある日突然、真っ赤にはれあがり、七転八倒するような激しい痛みが一週間ほど続きます。これが急性痛風関節炎、俗に“風が吹いても痛い”といわれる痛風発作です」

<div class="midashi">ほかにはどんな症状がありますか</div>

　「尿酸が関節だけでなく、皮下にたまり、こぶ状になったものが痛風結節です。関節炎とは違って痛みも炎症もないので、気づかないうちに大きくなることもあります。また、尿中で固まると尿路結石に。さらに、尿酸が沈着しやすい腎臓では、腎障害を起こし、腎機能が低下して、腎不全、尿毒症に進み、死に至ることもあるので、注意が必要です」

<div class="midashi">高尿酸血症になると、これらの症状が出るのですか</div>

　「高尿酸血症だからといって、すぐに痛風関節炎や結節になるわけではありません。むしろ、尿酸値は高いけれど、まだ何の症状も出ていない『無症候性高尿酸血症』の人たちの方が多いのです。このいわゆる予備軍のうちに、食生活などの生活習慣を改善したり、早期治療して、痛風や尿路結石、腎障害を予防することが重要なのです」

<div class="midashi">動脈硬化の危険因子にもなるようですね</div>

　「高尿酸血症の人は、過食、運動不足、肥満の傾向にあり、高脂血症、高血圧、糖尿病などを合併します。これらは、それ自体では死に至りませんが、お互いが密接な関係で発症し、動脈硬化を促進して虚血性心疾患などを起こすので、シンドロームＸと呼ばれています。今まで高尿酸血症は、これらを合併して動脈硬化を促進すると思われていましたが、最近、尿酸値が高いこと自体が動脈硬化の危険因子になるとわかり、シンドロームＸの一つに加えようと考えられています。ですから、尿酸値をあげないようにすることが大切で、その予防法について、次回お話しましょう」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/03/post_10.php</link>
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         <category>47動脈硬化との関係</category>
         <pubDate>Tue, 09 Mar 2004 12:21:31 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>46.尿酸とは</title>
         <description><![CDATA[　「日本人に痛風なし」といわれたのは明治時代。現在、痛風の患者数は50〜60万人、予備軍の高尿酸血症は数百万人ものぼります。その現状を、東京慈恵会医科大学の細谷龍男教授に聞きました。

<div class="midashi">まず、尿酸とはどんなものですか</div>

　「私たちの体は60兆個もの細胞から構成され、細胞の核には“核酸”という成分があります。この核酸は、細胞が新陳代謝を繰り返したり、エネルギーを使ったりしたときに、“プリン体”へと分解され、最終的にはこれ以上分解されない老廃物“尿酸”として尿中に排泄されています。また、プリン体は食べ物からも体に取り入れられ、同様に尿酸に分解されています」

<div class="midashi">高尿酸血症とは、どんな状態ですか</div>

　「健康な人の場合、体内の尿酸の量はほぼ一定で、毎日半分が作られては排泄され、バランスをとっています。ところが、食べ物からの量が多くて尿酸が作られ過ぎたり、腎臓の機能が落ちて排泄される量が少なくなったりすると、体の中にたまります。体にたまる量が多くなればなるほど血液中に増え、その値が７mg/dL以上になった状態を高尿酸血症といいます」

<div class="midashi">なぜ患者数が増えたのですか</div>

　「高尿酸血症には３種類あり、食事からのプリン体が多く、尿酸が作られ過ぎる“尿酸産生過剰型”、腎臓の尿酸排泄能力が弱くなった“尿酸排泄低下型”。そして２つを合わせた“混合型”が増えています。プリン体の多いレバーや白子などを食べ過ぎたり、日常的な過食で尿酸が増え、その分の排泄が間に合わないタイプです」

<div class="midashi">患者の95％以上が男性で、若年化が進んでいるということですが…</div>

　「40年前は“ぜいたく病”といわれ、50代の美食家に多かったのですが、今のピークは30代。若いころからおいしい物を食べ、社会人になれば毎日お酒を飲み、運動不足、肥満が重なると、20代からでも発症します。放っておくと痛風になるので、早目に尿酸値を下げることが重要です」

<div class="midashi">男性だけの病気ですか</div>

　「女性ホルモンに尿酸排泄作用があるので、閉経前の女性は尿酸値が低く、高尿酸血症になりにくいといえます。ただ最近、若い女性がむくみや肥満を気にして利尿剤ややせ薬を飲み、尿酸の排泄が悪くなっていることがあります。高尿酸血症の原因になるので、気をつけてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/03/post_9.php</link>
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         <category>46尿酸とは</category>
         <pubDate>Tue, 02 Mar 2004 12:16:09 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>45.がんの健康情報</title>
         <description><![CDATA[　「がんに効く」「がんが治る」などといって出回る健康情報。「がん」の最終回は、これらの情報を果たしてどこまで信じてよいのか、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">がんのどんな情報に注意したらよいのですか</div>

　「がんの標準的な治療法には、外科手術、抗がん剤を使った化学療法、放射線療法などがあります。こうした通常野の治療以外の健康食品や民間療法を“代替療法”と呼びますが、がん患者さんの多くが関心をもち、実際に利用している人もいます。けれども、これらのほとんどがきちんとした科学的根拠に基づいていないのも事実。特に『極端なエネルギー制限をする』『１つの食品や成分を大量にとる』『通常の治療をやめて特定の代替療法だけを行う』などは、かえって病状を悪化させたり、健康を害する危険があるので勧められません」

<div class="midashi">ほかにもありますか</div>

　「サプリメントのとり方に注意が必要です。まずビタミンＡ、Ｃなどの抗酸化物質ですが、放射線治療や化学療法の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃し、治療効果を発揮します。ところが、抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、かえって活性酸素の作用を弱めてしまうので、特に気をつける必要がありますね」

<div class="midashi">乳がんとの関係が注目されている大豆サプリメントはどうですか</div>

　「大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、女性ホルモンのエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという報告があります。ところがその一方で、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ているので、エストロゲンの過剰摂取は、乳がんのリスクを高めるという考え方もあり、まだはっきりと結論が出ていません。今の段階では、サプリメントで大量にとるのは、やめておいたほうがよいでしょう」

<div class="midashi">最後にがん予防のまとめをお願いします</div>

　「予防の基本は生活習慣です。エネルギーのとり過ぎに気をつけ、肥満を避けてください。さまざまな果物と野菜を食べることが大切ですが、サプリメントに頼らずに食品からとりましょう。また、牛、豚肉に偏らないこと。塩分を控えること。さらに、たばことアルコールをやめ、適度な運動が必要です。そして、氾濫している不確かな健康情報に惑わされないように、気をつけてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/02/post_2.php</link>
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         <category>45がんの健康情報</category>
         <pubDate>Tue, 24 Feb 2004 12:50:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>44.がんの再発や二次がん　がんになってからの食事</title>
         <description><![CDATA[　がん予防は大切ですが、すでにがんになってしまった人が再発や新たな別のがん（二次がん）を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">再発や二次がんを防ぐ、食生活のポイントはありますか</div>

　「がんになってしまっても、健康な人同様、エネルギーや栄養素をきちんととることが大切です。かつて絶食や食事制限をすることで、がん細胞への栄養を断てば、増殖を抑えられるという考えもありましたが、今ではこの方法は科学的に支持されてはいません。むしろ飢餓状態は有害であることが、最近の研究や臨床によって明らかになっています。ですから、がん患者さんの場合も、炭水化物、タンパク質、脂質などの栄養素はもちろん、健康体重を維持するための十分なエネルギーをしっかりとってください」

<div class="midashi">ほかにもありますか</div>

　「アメリカの対がん協会は、食事療法などの生活習慣とがん患者の健康の関係についてまとめた指針を2001（平成13）年に出版し、昨年９月には、その後の研究を取り入れた改訂第２版を出しました。それによると、確実にがんの再発を予防できるという生活習慣は、残念ながらありませんでした。けれども、がんの再発予防の可能性があるというものには、『健康体重の維持』『運動量の増加』『肉などの飽和脂肪の摂取量を減らす』『野菜と果物の摂取量を増やす』などが挙げられていました。これらは、再発や二次がんのほか、がん以外の病気の予防についても、効果が期待できるので、生活に取り入れてみてはいかがでしょう」

<div class="midashi">健康な人のがん予防のポイントと同じと考えられますが…</div>

　「基本的には、健康な人の生活習慣の注意が当てはまります。というのも、胃がんになった人が肺がんなどになる、二次がんの可能性もあるわけですから、これを予防する必要があるのです。ただ、再発や二次がん予防という切実な問題の研究は、世界的にまだ始まったばかりで極めて少ないのが現状。例えばアメリカのがん臨床医学の大きな学会で、昨年までの５年間に報告された１万5000件の研究のうち、食生活と栄養に関する研究は、わずか25件しかありませんでした。今後の研究の進歩によって、がん患者さん達の健康に役立つ生活習慣が、明らかにされていくことに期待したいですね」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/02/post_7.php</link>
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         <category>44がんの再発や二次がん　がんになってからの食事</category>
         <pubDate>Tue, 17 Feb 2004 12:09:33 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>43.乳がん（2）　女性のがん予防と検診</title>
         <description><![CDATA[　女性特有のがんである、乳がんと子宮がん。その予防と検診の重要性について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">乳がん予防では、何が大切ですか</div>

　「検診です。しかも“マンモグラフィー”という乳房エックス線撮影が効果的。現在は、医師が乳房を触って調べる“視触診”が一般的な検診として普及していますが、これだけでは、死亡率が下がらないことがわかっています。一方、マンモグラフィーを受けていた方が、死亡率が低くなるという研究結果があります。すでに50歳以上の検診では、マンモグラフィーと視触診を併用していますが、30〜49歳は視触診のみなので、厚生労働省は40歳以上もマンモグラフィーの併用を検討しています」

<div class="midashi">乳がんも高齢者に多いのですか</div>

　「がんというと高齢者の病気で、年を取れば取るほどかかりやすいと思われていますが、乳がんは違います。30代以降の比較的若い世代から多く見られ、ピークは40代後半。40歳以上になったら、積極的にマンモグラフィーを含む乳がん検診を受けてください。そして、たまたま自分でしこりを見つけられたら、精密検査を受けましょう」

<div class="midashi">大豆の成分イソフラボンに、予防効果があるとよく聞きますが…</div>

　「大豆製品の摂取量が多い日本人に乳がんが少ないことから注目されています。昨年発表された国立がんセンターの日本女性２万人の調査では、閉経後の女性でみそ汁などからのイソフラボンの摂取量が多くなるほど発生率が低くなっていました。とはいえ、サプリメントで大量にとったりすると、害を及ぼす危険性も残っているので、気をつけてください」

<div class="midashi">では、子宮がんについて教えてください</div>

　「日本人女性に多いのは、子宮の入り口付近の頸がんです。30代から増え始めて50代がピークですが、最近は20代での罹患が増え、問題になっています。原因のほとんどが性交渉でのヒトパピローマウィルス感染。検診が有効なので、現行の30歳以上を25歳に引き下げようという動きがあります。また、子宮の奥の体がんは、この50年で発生率が２倍に増えました。閉経後の50代後半から60代前半にかかる人が最も多く、肥満がリスクを増やすことがわかっています。食事や運動に気をつけ、太り過ぎないように心掛けましょう」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/02/2.php</link>
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         <category>43乳がん(2)　女性のがん予防と検診</category>
         <pubDate>Tue, 10 Feb 2004 12:06:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>42.乳がん（1）　肥満とアルコール</title>
         <description><![CDATA[　今、女性が最もかかりやすいがん、「乳がん」。この40年で２倍に増えています。その危険因子と生活習慣との関わりについて、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">乳がんのリスクを増やすものは何ですか</div>

　「初潮年齢が早い、初産年齢が遅い、出産数が少ない、閉経年齢が遅いなどの月経と出産に関係する因子が、明らかな原因になっています。また、家族の病歴や遺伝子の変異、成人前の急速な成長の指標となる高身長も危険因子です。ただ残念ながら、これらは自分が意識して変えられるものではありませんね」

<div class="midashi">では、生活習慣ではどうでしょうか</div>

　「肥満が閉経後の乳がんの危険因子になっています。よく脂肪のとり過ぎがリスクを増やすといわれていますが、あまりはっきりしないと考えられています。それよりも、脂肪、炭水化物、タンパク質を含めたエネルギーの過剰摂取と運動不足から起こる肥満が問題なのです。しかも肥満度が高くなるにつれ、乳がん発生率も上がり、肥満といわれるＢＭＩ（体格指数）＝体重（kg）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）＝25以上の人は、20未満の人の約２倍になります。そのうえ、乳がんばかりか、全がん死亡率も高くなることがわかっています」

<div class="midashi">子供のころからの注意が必要のようですね</div>

　「子供のエネルギーの過剰摂取は、初潮年齢を早めたり、高身長といった危険因子に影響を及ぼします。また、若い頃からの動物性脂肪のとり過ぎは、乳がんリスクを上げる可能性がまだ残っているうえ、成人後の肥満を招くので、気をつけてください」

<div class="midashi">日ほかにリスクを増やすものはありますか</div>

　「あまり知られていませんが、アルコールです。しかも日本酒なら１日半合、ワインなら１杯（約100ml）、ビールでも１杯（約250ml）といった少量の飲酒でも、飲まない場合と比べると、リスクが10％ほど高くなるのです。しかも、アルコール飲料の種類にかかわらず、１日の飲酒量が多くなるほどリスクが高くなることもわかっています。そのほか、深夜勤務などで夜中に照明を浴びることが多い人たちに、乳がんの発生率が高いという報告もあります。乳がんの危険因子を持っていて発生が気になるという人は、アルコールを控え、エネルギーの過剰摂取に気をつけて、肥満を避けるように心がけてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/02/1.php</link>
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         <category>42乳がん（1）　肥満とアルコール</category>
         <pubDate>Tue, 03 Feb 2004 12:03:03 +0900</pubDate>
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         <title>41.大腸がん　原因の半分はたばことアルコール</title>
         <description><![CDATA[　欧米に多いといわれる大腸がん。日本でもこの40年で、結腸がんが男性で４倍、女性で３倍に増え、“がん死”の第３位です。生活習慣との関係について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">腸がんのリスクについて教えてください</div>

　「牛肉と豚肉の摂取が、恐らく確実にリスクを上げる、と世界がん研究基金とアメリカがん研究機関は『食物栄養とがんの予防』の中で報告し、予防には１日80ｇ以下に抑えることを勧めています。一方、キリスト教一派のベジタリアンは、普通の食生活の人より数年長生きする、というデータもあります。日本人の場合、摂取量は平均76ｇなのであまり問題はないようです。ただ、牛肉や豚肉ばかりを偏って食べるのは好ましくありません。変わりに鶏肉や魚を上手に食生活に取り入れていくとよいでしょう」

<div class="midashi">リスクはほかにはありますか</div>

　「アルコールが確実にリスクを上げることも分かっています。さらに、最近の日本人の研究で、たばことアルコールが、男性の大腸がんのリスクを上げることが分かりました。しかも、この２つが原因の46％も占めていると推計されています」

<div class="midashi">食物繊維が予防すると聞きますが…</div>

　「1970年代の初めごろから予防効果が注目され、科学的にも証明された教科書的な事実だと思われていました。ところが、2000（平成12）年に否定的な研究が相次いで報告され、そうかと思えば、昨年は予防的に働いたという結果もあり、二転三転しています。さらに日本の最近の研究では、予防できなかったという結果になり、真偽のほどははっきりしていません。ただ、糖尿病や心臓病のリスクは下がるので、食物繊維に富んだ食事をとることが、健康によいのは確かです」

<div class="midashi">リスクを下げる生活習慣はありますか</div>

　「昨年の世界保健機関（WHO）の報告書では、運動が確実に大腸（結腸）がんのリスクを下げ、肥満と過体重はリスクを上げるとしています。運動との関係が注目されたのは、座り通しであまり動かない運転手たちに大腸がんが多かった、という欧米の研究がきっかけでした。また、日本でも運動でリスクが下がるという結果もあります。運動といっても１日１時間程度歩くだけでもよいので、ぜひ実行するように心掛けてください」]]></description>
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         <category>41大腸がん　原因の半分は　たばことアルコール！</category>
         <pubDate>Tue, 27 Jan 2004 11:58:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>40.胃がん　減塩と検診の勧め</title>
         <description><![CDATA[　日本人に最も多いがんは、胃がん。しかも日本は世界有数の胃がん大国です。食生活との関係について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">胃がんの発生と食生活には、どんな関係があるのでしょうか</div>

　「昔から、塩分摂取が多いと胃がんになりやすいといわれています。世界保健機関（WHO）は昨年、『塩と塩漬食品が恐らく確実にリスクを上げる』と報告しています。また、国立がんセンターの研究でも、塩分摂取の多い地域ほど胃がんでの死亡率が高くなっています。例えば、１日の塩分摂取量が約８ｇの沖縄県のある地域に比べて、約13ｇの秋田県のある地域では、３倍という結果でした」

<div class="midashi">では、予防に効果がある食べ物はありますか</div>

　「『食事からのビタミンＣが恐らく確実にリスクを下げる』と1997（平成９）年に世界がん研究基金とアメリカがん研究機関『食物栄養とがんの予防』で報告しています。また、WHO は『野菜と果物が恐らく確実にリスクを下げる』と言っています」

<div class="midashi">緑茶が胃がんを予防すると聞きますが…</div>

　「日本では一般的な話ですが、国際的にはそうではありません。『食物栄養とがんの予防』の報告書では、緑茶の胃がん予防効果は『可能性にとどまる』程度です。私たちが行った宮城県の約２万6000人を９年間追跡した調査でも、１日１杯未満しか飲まない人と比べて、５杯以上飲んでいても胃がんの発生率は下がらないという結果でした。このほかの日本人の大規模研究でも、緑茶は胃がんのリスクを上げもしないし、下げもしないという傾向にあるようです。胃がんを予防したいのなら、塩分を控え、野菜と果物を多く食べること。そして、検診を定期的に受けることが大切です」

<div class="midashi">検診は有効なのですか</div>

　「日本の胃がん診断技術は世界一です。昔から胃がんが多かった日本では、その分、診断や治療技術が進んでいるのです。逆に発生が少ないアメリカでは、いまだに不治の病。５年生存率も20％程度で、患者の大部分は亡くなっています。ですから、もし食べ物で防げなかったとしても、定期的に検診を受けて早期発見できれば、助かる可能性が高いのです。“人間ドック”や“健康診断”でも見つけることはできますが、より専門的な角度から診断できる“胃がん検診”の受診をお勧めします」]]></description>
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         <category>40胃がん　減塩と検診の勧め</category>
         <pubDate>Tue, 20 Jan 2004 11:55:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>39.肺がん　禁煙と果物の勧め</title>
         <description><![CDATA[　日本人のがん死亡率第１位は肺がんで、１年間に男性約４万人、女性約１万５０００人が亡くなっています。生活習慣との関係について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">肺がんは男性に多いようですが、どうしてですか</div>

　「最も関係のはっきりしている危険因子は喫煙です。男性の喫煙率が約50％、女性は約12％なので、この差が死亡人数に顕著に表れているのでしょう。男性の肺がんの７〜８割は喫煙が原因とも言われていますし、喫煙者では肺がん発生率が４〜５倍も高いのも事実です。しかも、喫煙開始年齢が早いほど肺がんになりやすいのです。さらに悪いことに、自分では吸わなくても煙を浴びている、受動喫煙者にも悪影響を及ぼし、喫煙者との同居は、約25％もリスクが高くなると考えられています。自分のためにも周りのためにも、肺がん予防にはたばこをやめることです」

<div class="midashi">食べ物では予防できないのでしょうか</div>

　「1997（平成９）年の世界がん研究基金とアメリカがん研究の報告書『食物栄養とがんの予防』では、『野菜、果物は確実にリスクを下げる』といわれ、中でも食事からのカロチン類がよいとされていました。が、昨年の世界保健機関（WHO）報告書では、野菜、果物は胃、大腸がんなどのリスクを恐らく確実に下げるとされていたものの、肺がんについての記載はありませんでした。たばこが悪いというのは昔も今も明らかですが、野菜や果物については、研究結果が変わりつつあるようです」

<div class="midashi">さらに、最新の研究で分かってきたことがあるそうですね</div>

　「昨年12月と１月10日に欧米から報告されたばかりの、いずれも40万人を越える大規模な２つの研究です。それによると、果物を多く食べている人では２〜４割ほど肺がん発生率が下がるが、野菜はあまり関係ないという結果でした。以前は緑黄色野菜がよいといわれていましたが、今では果物の効用が注目されていますね」

<div class="midashi">日本人は喫煙率が高いのに、肺がん死亡率が欧米の６割と低いようですが、食生活が関係していますか</div>

　「魚がその要因の一つに挙げられ、週に３回以上食べると発生率が下がるという調査もありますが、まだ仮説の段階ではっきりしたことはわかっていません。やはり、肺がんの予防には禁煙が第一ということです」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/01/post_4.php</link>
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         <category>39肺がん　禁煙と果物の勧め</category>
         <pubDate>Tue, 13 Jan 2004 11:50:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>38.サプリメントは有効？</title>
         <description><![CDATA[　野菜や果物の栄養成分を、手軽にサプリメントでとってもがんが予防できる・・・。そう思っていたら大間違いです。その理由を、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">サプリメントでは、がん予防できないのですか</div>

　「緑黄色野菜の成分で有名な“β-カロチン”の研究では、予防どころかがんが増えてしまったのです。フィンランドの男性喫煙者約３万人の『ATBC スタディ』研究です。β-カロチンのサプリメントで喫煙者の肺がんを予防しようとしたのですが、発生率が18％も上昇しました。その後、アメリカの喫煙者約２万人の『CARET』研究でも、28％も上がったと報告されています」

<div class="midashi">β-カロチンのサプリメントは、飲まない方がよいということですか</div>

　「β-カロチンが注目されたのは、野菜や果物を多く食べている人たちに、がんの発生率が低いということから。実際に食事からβ-カロチンを多くとって、血中濃度が高い人たちでも、がんの発生率や死亡率が低いと確認されています。それなのにサプリメントは逆効果だったので、1997（平成９）年に世界がん研究基金とアメリカがん研究機関は『がん予防のための14か条』で、野菜や果物を食べたり、肥満に気をつけていれば、がん予防のためにサプリメントを飲むことは恐らく不要だと提言しています」

<div class="midashi">さらに悪い研究結果がでたそうですね</div>

　「昨年報告された、先進国８か国計約14万人の臨床試験のまとめでは、がん発生率だけでなく、総死亡率も高くなっていました。言い換えれば、寿命が短くなったということです。それでアメリカの厚生省は、昨年７月に『サプリメントについてのガイドライン』で、『がんや循環器疾患のために、β-カロチンを飲むべきではない』という方針を打ち出したのです」

<div class="midashi">β-カロチンはとらない方がよいのですか</div>

　「いいえ違います。サプリメントではなく、食事からとってほしいということです。サプリメントは健康によく、食品だから害はないというイメージがありますが、簡単に食事の10倍以上もとれてしまうので危険なのです。サプリメントを飲んで、健康に気を配っているつもりでも、実は命を縮める可能性があることを忘れないでほしいですね。そして、健康を考えるのなら、有効性だけでなく安全性を重視してください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2004/01/post_3.php</link>
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         <category>38サプリメントは有効？</category>
         <pubDate>Tue, 06 Jan 2004 11:40:49 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>37.野菜と果物、何をどれだけ食べれはよい？</title>
         <description><![CDATA[　がん予防には、野菜と果物が効果的、と前回紹介しましたが、何をどれだけ食べたらよいのでしょうか。東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">どんな野菜や果物にがん予防の効果があるのですか</div>

　「種類を特定して、この野菜がよいとか悪いということではなく、総合的に野菜と果物がよいということです。健康情報などで、ブロッコリーのスルフォラファンという成分が、がんを予防するなどといわれていますが、それはまだ基礎研究の段階で、人での臨床試験で効果が確かめられていないのです。さらに、特定の成分ばかりをとり過ぎると、予防どころか有害になる可能性も否定できません。また、がん予防と無縁と思われていた食べ物に、実はとても有効な未知の成分があるかもしれません。ですから今の時点では、さまざまな種類を取り混ぜて食べておく方がよいでしょう」

<div class="midashi">量はどうですか</div>

　「1997（平成９）年に世界がん研究基金とアメリカがん研究機関が提言した『がん予防のための14か条』では、野菜と果物を毎日400〜800ｇ食べるように勧めています。毎日この量を食べられればよいのですが、そこまで食べなくてもよいのでは、という研究もあります。私たちと厚生労働省による、日本人約４万人の胃がん研究ですが、野菜や果物を『週に１日未満』しか食べない人たちに比べ、『週１〜２日』の人たちでは、発生率が約20〜30％低くなりました。しかもこの結果は、食べる回数が『週３〜４日』『毎日』に増えても同じでした。ほかのがんについては分かりませんが、胃がんでは、多く食べたからといってその分リスクが下がるわけではないようです」

<div class="midashi">20〜30％のリスク低下とは、どう理解すればよいのですか</div>

　「健康情報などで言われる『がんが消滅』『有効率96.8％』などを期待する人には、がっかりする数字かも知れませんが、野菜や果物といった日常の食べ物でがん予防できるのなら、とても意味のあることだと思います。しかも、この研究の『週に１日未満しか食べていない』という人は対象者のわずか８％。つまり、豊かな食生活の日本では、ほとんどの人が今食べている量でがんを予防できる可能性があると考えられます。もし、野菜や果物をあまり食べていないという人がいたら、週に１〜２日でも食べるように心掛けてください」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2003/12/post_43.php</link>
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         <category>37野菜と果物、何をどれだけ食べれはよい？</category>
         <pubDate>Tue, 30 Dec 2003 14:38:33 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>36.健康情報の信頼性</title>
         <description><![CDATA[　「○○はがんに効く」「××でがんを予防」などとよく耳にしますが、本当なのでしょうか。食べ物とがん予防の信頼性について、東北大学医学部の坪野吉孝助教授に聞きました。

<div class="midashi">がん予防に関してさまざまな情報が出回っていますが、実際はどの程度<br>　までわかっているのですか</div>

　「まず言っておきますが、世の中にあふれている健康情報の多くは、まだ確実にがんを予防できるものではありません。というのも、ほとんどが試験管内での細胞実験や動物実験など初期段階の研究です。人を対象にしたものもありますが、効果を確定できるほど十分な根拠がそろっていないのです。実際に、いろいろな病気と生活習慣の関係を明らかにするには、何千、何万人もの大規模な集団を対象にした調査が必要です。これを“疫学”といい、人での効果を判断できるので、とても重要視されています。がん予防についても研究が期待されます」

<div class="midashi">どのような疫学研究がありますか</div>

　「『食物栄養とがんの予防』の報告書があります。これは、1997（平成９）年に世界がん研究基金とアメリカがん研究機関が、がんと生活習慣、特に食生活との関係についての4000本以上の疫学論文をまとめたもので、世界中のがん予防研究者から信頼されています。ここでは、食べ物や栄養成分、生活習慣などが、がんを予防する、もしくはリスクを増やす･･･という結果を、『確実』『恐らく確実』『ほぼ確実』『可能性がある』『根拠なし』の５段階にランク付けしてあります」

<div class="midashi">この評価はどう理解すればよいのですか</div>

　「『確実』と『恐らく確実』のものは、十分な科学的根拠があるので、生活に取り入れる価値があります。しかし、それ以外のものはまだ研究途中なので、興味深い話題として受け止める程度でよいでしょう。残念ながら氾濫している健康情報は、ほとんどがこのレベルなので、惑わされてそればかり食べる必要はありません」

<div class="midashi">『確実』、『恐らく確実』にがんを予防できる食べ物はありますか</div>

　「今のところ、野菜と果物しかありません。まず野菜は、口腔がん、咽頭、食道、肺、胃、膵臓、大腸、乳房、膀胱のがんを予防します。果物も、大腸以外のがんについて、野菜と同様に予防できます。次回は、野菜と果物をどれだけ食べたらよいのかをお話します」]]></description>
         <link>http://www.seikatsusyukanbyo.com/mt32/sankei/2003/12/post_42.php</link>
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         <category>36健康情報の信頼性</category>
         <pubDate>Tue, 23 Dec 2003 14:35:34 +0900</pubDate>
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