一無、二少、三多
一無(いちむ)とは禁煙の勧めです。たばこの三悪とは、たばこによってからだに運び込まれるニコチン、タール、一酸化炭素です。こういう身体に悪影響をもたらすたばこについて、「健康日本21」は、特に若年者における喫煙をゼロにするという大きな目標を掲げスタートしています。
二少(にしょう)は、“腹8分目に医者いらず”と言われるように飲食を控えていただくことと、生活習慣病のさまざまなものが飲酒と非常に密接に関わっていることから、大酒をすれば多くの疾病が誘発される可能性がある"万の病は酒よりこそ起れ"ということ、すなわち、少食、少酒の勧めです。
食事は私たちの身体の機能を健康な状態に維持していく上で、大変重要な要素です。食事療法という言葉がよく生活習慣病で用いられることからも、糖尿病、高脂血症、高血圧の予防・治療の基本は常に食生活にあります。もっとも望ましい組み合わせは、主食と一汁三菜それに果物、乳製品、といわれています。よく噛んで、三食規則正しく偏食をしないことが重要です。少酒というのは「健康日本21」のなかで、どのくらいの量が勧められているかといいますと、アルコールで20g、すなわち日本酒に換算しますと、1合。飲める人でもその程度の1日の酒量が望ましいということです。
そして、特に強調させていただきたい点は、3つの白を控えましょうと、食物繊維を豊富にとりましょうということです。“3つの白”とは、白米、白パン。美味しいのですが、食べ過ぎないようにして欲しい。そして、食塩の白、お砂糖の白、これもとりすぎないようにしていただきたい。
三多(さんた)は、体を多く動かし、しっかり休養をとる、多くの人、事、物に接する多接の勧めです。運動については、“2本の足は2人の医者”という格言、この格言に則って、ぜひ良く歩きましょう。身体活動をできるだけ、しっかり毎日の生活の中で維持していただきたい。
そして、多くの人、事、物に接して、創造的な生活を行うこと。年がいくつになっても社会に貢献できる、そういう心持ちが若さを維持させてくれるのではないでしょうか。そういう人、事、物に接するという生活に工夫をこらしていただいて、何かを常に創り出すような事、たとえば俳句をなさるのも結構でしょうし、絵を描かれる、必ずしも仕事でなくても、趣味豊かに創造的な生活をなさることが健康長寿に欠かせない条件と考えます。
健康長寿を願う皆さま方には「一無、二少、三多」の生活をぜひお勧めいたします。

信頼の、医療・健康情報グループ検索









