一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病
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脂肪肝/NAFLD/NASH

どんな病気?

 肝臓の病気というと、古くはアルコールの飲み過ぎによる脂肪肝/肝炎か、B型肝炎やC型肝炎などの「ウイルス性肝炎」が大半を占めると考えられていました。しかし近年、アルコールをそれほど飲まず、肝炎ウイルスにも感染していない人の中にも、脂肪肝/肝炎が少なくないことがわかりました。その多くは、糖尿病や脂質異常症、肥満/メタボリックシンドロームに伴うものです。

 このような、アルコール多飲やウイルス感染によるものではない脂肪肝や、それによって起こる肝臓の病気のことを「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」といいます。‘アルコール多飲によるものではない’ことの具体的な目安は、1日のアルコール摂取量が20g以下であることです。

 NAFLDの中でも、肝臓の障害がより進行していている場合は「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」と呼ばれます。

 NAFLDも、あるいはNASHでさえも、自覚症状はほとんどありません。しかし、肝炎の状態が長く続くほど肝硬変になりやすく、肝硬変に進行すると肝不全や肝臓がんの危険性が高まり、命に関係してきます。

数字で見る脂肪肝/NAFLD/NASH

  • 健康診断を受ける成人の2〜3割がNAFLD
  • NAFLDのうち約1〜2割がNASH
  • NASHの5〜20%5〜10年で肝硬変に至る

脂肪肝/NAFLD/NASHの予防と治療

 NAFLDやNASHは、肥満やメタボリックシンドロームの影響が肝臓にとくに強く現れて起こる病気と言えます。糖尿病や脂質異常症があると、そのような状態にさらに拍車がかかります。ですから、その予防・治療には、まず、肥満/メタボリックシンドロームに該当する場合はそれを解消することです。そして糖尿病や脂質異常症があるのなら、それらをしっかり治療することです。

 また、NASHから肝硬変に進行している場合には、肝臓がんになる可能性があります。ですから、それを早期発見できるように、こまめに画像検査を受けるようにしましょう。

関連する生活習慣病

の数が多いほど関連が強いことを意味します。

★★★
肥満症/メタボリックシンドロームは脂肪肝/NAFLD/NASHの主要な原因です
★★☆
これらの病気は脂肪肝/NAFLD/NASHを起こしやすくします

さらに詳しく

2015年12月 更新

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