一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
生活習慣病の調査・統計
高血圧の調査・統計

高齢者層ほど高血圧を‘非常に怖い病気’と思う人が多い 総理府「生活習慣病に関する世論調査」より

カテゴリー: 高血圧

 総理府は、健康状態や生活習慣病という言葉の周知度、感じ方を調べた「生活習慣病に関する世論調査」を発表しました。それによると、現在の健康状態について‘健康である’と答えた人は 50.6パーセント、‘どちらかといえば健康’と答えた人が 33.4パーセント、どちらかといえば健康でない’と答えた人が11.2パーセント、‘健康でない’と答えた人は 4.5パーセントいました。

 生活習慣病という言葉の周知度は、‘聞いたことがある’人は 69.1パーセント、‘聞いたことがない’人が 30.9パーセントで、聞いたことがある人のなかで言葉の意味を‘理解している’と答えたのは 42.7パーセント、‘漠然と理解している’と答えたのが 48.6パーセント、残りの 8.7パーセントは‘理解していない’‘わからない’でした。

 生活習慣病の予防のために、なにかを‘すでに実行している’が 30.4パーセント、‘将来実行しようと思う’が11.6パーセント、‘できれば実行したい’が 34.5パーセントで、すでに実行している人のその方法(複数回答)は、‘食生活に十分気をつける’が 78.7パーセントと多く、‘積極的な運動を心掛ける’49.3パーセント、‘休養を十分にとる’44.4パーセント、‘気分転換・ストレス解消に努める’42.7パーセント、‘太らないようにする’42.0パーセント、‘たばこを吸わない(本数を減らす)’32.0パーセント、‘お酒を飲み過ぎない(飲まない)’31.4パーセント、‘痩せすぎないようにする’7.2パーセントとなっています。

 一方、生活習慣改善を実行しようと思わない人のその理由は、‘自分の健康に自信がある’49.0パーセント、‘生活習慣病について考えたことがない’28.1パーセント、‘面倒くさい’16.6パーセント、‘酒、たばこ、好物などを制限したくない’12.6パーセント、‘病気になっても治療すればいい’11.7パーセントなどがあげられています。

 それぞれの病気について、その病気を怖いと思うか思わないかをたずねた質問で、怖いと思う人の割合が最も高かったのは‘がん’で、その割合は 96.5パーセント。続いて脳卒中(脳梗塞や脳出血など)95.4パーセント、心筋梗塞・狭心症 95.3パーセント、肝臓病(脂肪肝も含む)92.6パーセント、糖尿病 92.3パーセント、高血圧 90.1パーセント、胃潰瘍 86.3パーセント、骨粗鬆症 84.7パーセント、肥満 77.6パーセント、高脂血症 76.5パーセントとなっています。

 高血圧についての感じ方を‘非常に怖い病気’か‘少し怖い病気’かに分け、年齢別にみると、高齢者ほど‘非常に怖い病気’と思う人の割合が増え、‘少し怖い病気’と思う人の割合が減っています。

●詳しくは、内閣府のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

関連する調査・統計

疾患で見る ▶ 高血圧

2020年12月14日
食塩摂取量の平均値は10.1g、男性10.9g、女性9.3g 令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」より
2020年12月14日
収縮期血圧の平均値は男性132.0mmHg、女性126.5mmHg。140mmHg以上の人は男性 29.9%、女性24.9% 令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」より
2020年12月10日
通院者数の上位は、男性は高血圧症、糖尿病、歯の病気。女性は高血圧症、脂質異常症、目の病気 令和1年(2019)「国民生活基礎調査」より
2019年11月27日
高血圧性疾患の年間医療費は1兆7,907億円
平成29年(2017)度「国民医療費の概況」より
2019年10月04日
収縮期血圧が140mmHg 以上の者の割合は男性37.0%、女性で27.8% 
平成28年(2017) 「国民健康・栄養調査」より
市民公開講演会参加者募集中!
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート