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糖尿病は男性通院者率の第3位。介護が必要になる原因のうち、糖尿病は 2.4パーセント 厚生労働省「平成16年 国民生活基礎調査の概況」より

カテゴリー: 糖尿病

 厚生労働省発表の「平成16年 国民生活基礎調査の概況」のなかから、傷病で通院している人の状況をみると、通院者率(通院している患者数を人口1,000人あたりでみた割合)は 325.4 で、10人中3人以上はなにかしらの傷病で通院していることがわかります。通院者率を男女別・傷病別にみると、男性の第3位に糖尿病が入っています(通院者率は 35.9)。前回の調査(平成13年)では、第4位 (28.8) でしたので、糖尿病で通院している人の割合が増加していることが裏付けられました。ちなみに、第1位は男女ともに高血圧症で、通院者率は男性 76.3、女性 85.4です。男性の2位は腰痛症 (36.8)、4位はムシ歯 (35.9)、5位は歯肉炎・歯周疾患 (22.2)、女性の2位は腰痛症 (51.7)、3位はムシ歯 (41.5)、4位は肩こり症 (39.7)、5位は白内障 (33.0) です。女性の場合、糖尿病は第5位までに入っていません。

 同じ調査のなかで、要介護者の介護が必要になった原因を調査した項目をみると、介護が必要になる原因のトップは脳血管疾患で全体の 25.7パーセント、以下、高齢による衰弱 (16.3パーセント)、骨折・転倒 (10.8パーセント)、認知症 (10.7パーセント)、関節疾患 (10.6パーセント)、心臓病 (4.1パーセント)、視覚・聴覚障害 (2.7パーセント)、呼吸器疾患 (2.5パーセント) と続き、その次に糖尿病 (2.4パーセント) があげられています。それ以下は、脊髄損傷、がん、パーキンソン病などが続いています。なお、糖尿病は、介護が必要になる原因のトップである脳血管疾患の発症にも深く関係しています。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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