一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

「インスリン療法と医療費に関する2,650人調査」追加データを公開!

キーワード: 糖尿病

 糖尿病ネットワークで今年3月に実施した「インスリン療法と医療費に関するアンケート」(委託者:日本イーライリリー株式会社)の追加情報が公開された。今回は、追加解析データに加え、同社のプレス向けニュースレター、無料でダウンロードできる医療従事者向けスライド資材も紹介している。

 アンケート調査は、今年3月1〜18日にかけてインスリン療法中の糖尿病患者を対象に行われたもの。全国から2,650名(1型患者949名、2型患者1,594名、妊娠糖尿病などその他の患者107名)の有効回答が得られ、現在受けているインスリン療法にかかる医療費の現状が明らかになった。

参照 インスリン療法中の糖尿病患者2,650人の調査結果を発表(2013年06月19日)

30代の6割が「たいへん負担」

 今回、追加されたデータは、「医療費の負担感」を属性別に解析したもので、回答者の性別、年齢、居住地(都道府県)、職業の違いによる意識の差を探ってみた。

 まず、性別では、男性の91%、女性の84%が「負担である」と回答している。その内訳を見ると「たいへん負担である」と感じているのは女性が35%に対して男性が53%と、男性のほうが重く受け止めていることがわかった。年齢別では、負担を感じている患者は各層で80〜90%に上るが、若年層になるに従い「たいへん負担である」が増加。とくに30代では6割が「たいへん負担である」と回答。医療費に対する意識はライフステージによって変化していくことが顕著に表れる結果となった。地域別では、九州・沖縄、北陸・信越、東北にお住まいの方に「たいへん負担である」の回答が多くみられた。中でも九州・沖縄地方では半数と最も多かった。

医療費の負担感:年齢別

収入が不安定な方は
生活のみならず治療継続にも大きな不安

 さらに、医療費を支払う収入に直結している職業を見てみた。求職中の方、パート・アルバイトの方の約9割が負担を感じていると答え、その中の同者63%、56%が「たいへん負担」とその深刻さがうかがわれる。不安定な収入の中から毎月1〜2万円もの医療費を支払っていくのは、現実的に考えるとかなり厳しいはず。生きていくために、生活を切り詰め医療費を捻出していることがうかがわれる。意外と盲点だったのが、専業主婦/主夫の方たちだ。「たいへん負担」と感じている人が53%と全職業中の2位となっている。配偶者の収入をやりくりする専業主婦は、社会不況を含めた将来の不安を最も感じているのかもしれない。

医療費の負担感:職業別

インスリン療法と医療費について考えるきっかけ作りに

 本調査の特設コーナーでは、全体の調査結果に加え、追加解析の結果を今後も順次公開していく予定。また、本調査結果をプレス関係者向けにまとめたニュースレターや、医療従事者向けの「スライドコーナー」を新設。パワーポイント版の調査データをダウンロードして講演や資料づくりなど、自由に活用できるようになっている。調査票も公開しているので、患者さんへの聞き取りに活用してみてはいかがだろうか。

[mhlab]

関連トピック

疾患 ▶ 糖尿病

2021年01月28日
【健やか21】「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ 」の提言(⽇本産婦⼈科感染症学会・⽇本産科婦⼈科学会)
2021年01月15日
【新型コロナ】医療現場での感染リスクと予防効果を解明 医療者への感染を防ぐために 健診・保健指導にも応用
2021年01月15日
【Withコロナ時代】運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐポイントは? スポーツ庁がガイドラインを公表
2021年01月15日
日本人に「低炭水化物ダイエット」は効果がある? 肥満やメタボの食事療法としては勧められる?
2021年01月15日
「肥満」の原因は自分だけのものではない 子供時代の虐待体験も成人後の肥満に影響 2万人を調査
予防月間2022
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート