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中3対象教材「薬害を学ぼう」に「指導の手引き」と視聴覚教材を追加

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 厚生労働省は平成23年から中学3年生を対象に薬害を学ぶためのテキスト「薬害を学ぼう」を作成、配布している。
 厚生労働省の「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」(座長・衞藤隆東京大学名誉教授)はアンケート結果などをもとに教材の内容について検討を重ねてきたが、平成28年度版では新たに教員用「指導の手引き」と「薬害を学ぼう」の視聴覚教材を作成し各学校に配布されることとなった。

 「薬害を学ぼう」テキストは薬害被害にあった人の声を聞き、薬害発生のプロセスを学ぶなどして薬害が起こらない社会の仕組みを考えるために作成されている。

 具体的にはサリマイドによる胎児の障害やキノホルム製剤によるスモンの発生、血液製剤によるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染やMMRワクチン接種による無菌性髄膜炎などについて紹介。過去に起きた薬害の歴史を振り返りながら、二度と薬害が起こらない社会を作るためにどうすればよいのか考えさせる内容になっている。

 中学校学習指導要領とは主に社会(公民的分野)で学ぶ「消費者の保護に関する内容」に関連するとされ、社会科や総合的な学習の時間などで補助教材として授業に取り入れるように提唱。保健体育の「医薬品の正しい使用に関する内容」にも関係するが、危険ドラッグなどの薬物乱用問題と混同しないよう注意が呼びかけられている。

 新たに作成された「指導の手引き」は学習指導要領との関係を示しながら、授業の進め方の例や指導上のポイントなどをまとめ、教員が授業を行う際に参考となる内容になっている。視聴覚教材はパンフレットに沿った内容で薬害の歴史や被害者・その家族の声などを収録し全部で20分。パートごとでの視聴も可能となっている。

 今後は平成28年1月ごろにパンフレットの見本や指導の手引き、視聴覚教材のURLが全中学校に通知され、4月中旬以降に全生徒分のパンフレットが送付される予定という。

厚生労働省「薬害を学ぼう」どうすれば防げるのか?なぜ起こったのか?

(mhlab)

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