2014年10月17日
日本人の「4人に1人」が65歳以上の高齢者 過去最多の3,296万人
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65歳以上の高齢者は3,296万人で、去年に比べ111万人増え、過去最多を更新したことが、厚生労働省の調査で分かった。総人口に占める割合も0.9ポイント増えて25.9%と過去最高になり、高齢化社会が急速に進んでいる実態が浮き彫りになった。
65歳以上高齢者、111万人増の3296万人
同調査は、同省統計局が2010年の国勢調査をもとに、その後の出生数や死亡数などを加味して推計したもの。
65歳以上の高齢者は、前年に比べ111万人増の3,296万人、男女別にみると、男性が1,421万人、女性は1,875万人となった。総人口に占める割合は0.9ポイント増の25.9%で、ほぼ4人に1人の割合だ。
1947〜49年生まれの「団塊の世代」のうち、1949年生まれが新たに65歳に達し、年内には同世代の全てが65歳以上に達したことによるものと考えられている。
75歳以上の人口は1,590万人で、総人口の12.5%を占める。85歳以上も478万人(3.8%)に達した。来年には、80歳以上の高齢者だけで1,000万人の大台を突破すると予想されている。
高齢者が単身で住む世帯は552万世帯
75歳以上の高齢者は、戦後まもない1950年には80人に1人だったのが、1991年には20人に1人、2008年には10人に1人と増加していき、現在では8人に1人。64年間で75歳以上が占める割合は、10倍近くに膨れあがった計算だ。
国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、65歳以上の高齢者の割合は24年に30%を突破し、2035年には33.4%になるという。
一人暮らしのお年寄りも増えていることも判明した。2013年の住宅・土地統計調査によると、高齢者がいる世帯数は2,086万世帯で、1948年の同調査開始から初めて2,000万世帯を超えた。このうち高齢者が単身で住む世帯は552万世帯で、5年前より138万世帯増えた。
1983年から2013年までの30年間でみると、65歳以上の高齢者のいる夫婦世帯は4.0倍に増えたのに対し、65歳以上の高齢単身世帯は5.6倍に増えている。
(TERA)